<福島民報ニュースより>
高校郡内7割、郡外3割 双葉郡の中高一貫校
県教委は来春、広野町に開校する県立中高一貫校の高校1学年の定員を120人程度とし、約7割を双葉郡、約3割を同郡以外から受け入れる。4日、定員と入試についての方針を明らかにした。
「総合学科」1学科とし、学科内に大学進学を目指す「アカデミック」、スポーツ選手を育成する「トップアスリート」、工業や商業、農業、福祉を専門的に学ぶ「スペシャリスト」の3系列を設ける。
双葉郡枠の生徒は「連携型選抜」、同郡以外の生徒は「1期選抜」を受験する。連携型、1期とも面接と小論文の試験を実施する。入学後に、希望する系列を申告して授業を受ける。
さらに、同校は国際社会で活躍する人材を育成する文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール」(SGH)の指定を目指し、英語教育などを充実させる。
高校は現在の広野中を改築して開設する。同校敷地内に実習などを行う総合学習棟と食堂を整備する。広野小北側に寄宿舎を建設する。
県教委は7月、県内外の中学3年生を対象に中高一貫校についての意向調査を実施する。結果を踏まえて、10月の県教委定例会で募集人員などを正式決定する。
■校名を公募 9日から
県教委は9日から今月末まで、ホームページなどで中高一貫校の校名を公募する。
8月中に原案をまとめ、9月定例県議会に県立学校の校名に関する条例の改正条を提出する。制服や校歌などは双葉郡の中学生や外部の専門家らから広く意見を聞いて決定する。
( 2014/06/05 11:32カテゴリー:主要 )