行政報告の続きです。
○震災等ガレキ処理について、ご報告いたします。
浪江町内の帰還困難区域以外の可燃ごみの回収状況でございますが、4月末現在でマリンパークなみえに8,430袋を回収し一時保管しており、本年度も継続して可燃ごみの回収を行っております。
昨年11月20日より行っておりました、請戸小学校及びマリンパークなみえ内に集積されていたガレキの選別作業が3月末に完了いたしました。また、津波被災地のガレキの選別、収集、運搬を施工する業者が6月2日に決定いたしました。平成26年度、27年度の2カ年の工期で実施されます。
危 険家屋撤去につきましては、3月末現在、10棟の解体撤去が完了しており、本年度も継続して行います。
廃家電回収状況でございますが、3月末現在、申込受付件数が1,037件となっており、冷蔵庫1,630台、テレビ1,310台、洗濯機798台、エアコン458台の回収が済んでおり、今年度も継続して行っております。
請戸地区、棚塩地区に設置の、ガレキ処理に伴う仮置場の地質調査等が終了しており現在は、請戸地区、棚塩地区に設置のガレキの仮置場の造成工事の公告中でございます。請戸地区の仮置場が6月下旬に、また棚塩地区が7月下旬にそれぞれ施工業者が決定する予定となっており、7月からは請戸地区、また8月からは棚塩地区の仮置場の造成工事が始まる予定となっております。
○町民の健康管理について、ご報告いたします。
最初に、放射線健康管理の実施状況について、ご報告いたします。
県及び町のほか、協力機関で実施しています内部被ばく検査につきましては、3月末現在で延べ21,482人の方が受診をしております。このうち、昨年度以降に受診をされた方で、預託実効線量が1mSv以上となった方は、ありません。
また、甲状腺検査につきましては、5月19日に開催された県の「県民健康調査検討委員会」での報告によりますと、浪江町の場合、3月末現在では延べ3,249名の方が県の検査を受けております。仮設津島診療所での検査を含めますと、震災当時18歳以下の方で甲状腺検査を受けられた方は、延べ4,673名となっております。
次に、独立行政法人地域医療機能推進機構との協定締結について、ご報告いたします。先月7日、役場二本松事務所において「医療・健康管理業務の連携に関する協定書」の調印を交わしました。協定内容につきましては、仮設津島診療所への週1回の医師派遣、全国で運営している病院での患者の受け入れや甲状腺検査の実施、リハビリ・健康相談・健康指導等であります。
さらに、本年4月には、全日本民主医療機関連合会と提携し、これに加入する全国108の医療機関での受診も可能となりました。
今後とも、避難町民の方々の利便性の向上を図りながら、甲状腺検査を進め、受診の促進に努めて参りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
今日は、ここまで。