昨日の続きです。
○福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想研究会について、ご報告いたします。
赤羽 原子力災害現地対策本部長の私的懇談会という位置づけで「福島・国際研究都市(イノベーション・コースト)構想研究会」が本年1月に設置されました。これまで6回開催され、委員である福島県や有識者・東京電力・浜通りの町村会から廃炉に関連する新しい技術の集積構想や新産業振興の取り組み構想のプレゼンテーションと、浜通りの産業再生構想についての意見交換がなされてきました。今月末までにはこれら研究会の構想を取りまとめることとなっております。浜通りの産業再生については、浪江町はもとより双葉郡・福島県の復興のために最優先に取り組むべき課題であり、これまでも国や県にグランドデザインの提示を求めてきたところであります。浪江町としても、福島県及び双葉地方町村会と連携して、しっかりと地域産業の再生を求めていく考えであります。
○「福島県原子力災害避難区域等帰還・再生加速事業」、「福島避難解除等区域生活環境整備事業」について、ご報告いたします。
昨年度より、立ち入りされた町民の利便性や安全の確保、町内の防犯・防災について、また公共施設の機能回復のため「福島原子力災害避難区域等帰還・再生加速事業」及び「福島避難解除等区域生活環境整備事業」により対策を講じてまいりました。本年度も当事業を積極的に活用し、防犯対策や町内の公共施設の機能回復を進めてまいります。4月1日からは、防犯カメラや仮設トイレ、応急仮設診療所運営などの継続事業に加え、タブレット端末による情報発信の強化を検討する事業、丈六公園の維持管理事業、イノシシ等の有害鳥獣から人家を保全する有害鳥獣駆除事業など、18事業において、国との委託契約を締結し事業を進めているところであります。
○B-1グランプリについて、ご報告いたします。
今年の第9回大会は、「ご当地グルメでまちおこしの祭典B-1グランプリin郡山」~東北・福島応援特別大会~として、浪江町と郡山市・愛Bリーグが連携し、10月18日・19日に開成山運動公園など、郡山市街地の3つのエリアに会場を分け開催されます。現在は、大会運営のための広告協賛企業の募集の取組み、さらには「企画・広報部会」「交通・警備部会」など、目的ごとの部会を設け、関係機関とともに大会内容の検討をしております。今後は大会運営に欠かせないボランティアの募集を行うこととしており、述べ4000人規模の確保を行う予定です。また、今回の大会は東北・福島応援特別大会として位置付けられており、多くの来場者に被災地の情報発信を行い、震災の風化防止に取り組むとともに、参加する団体の使用食材については極力福島県産を利用してもらうなど風評被害払しょくにもつなげる取組みを展開する予定であります。
○タブレット端末整備事業について、ご報告いたします。
先行配布した他自治体の反省点をふまえながら、本当に必要なタブレットはどんなものか、それにより町民の絆の維持し、さらに新たな行政サービスの実現ができないか、というテーマに、町民協働実現の意味でも町民をまきこんだワークショップ会議(アイディアソン等)を県内・県外で、開催中であります。今後は、その内容を集約し、仕様書にもりこみ、プロポーザル方式にて入札、その後、世帯ごとに配布となる予定であります。
今日は、ここまで。