広 島 000 001 000 1
ロッテ 021 103 00X 7
勝利投手:小島2勝2敗
敗戦投手:ネバラスカス1敗
本塁打:[広島]松山2号
[ロッテ]佐藤都1号
ネバラスカスが、来日初登板初先発に臨み、初回こそ走塁ミスにも助けられて無失点に抑えましたが、2回は四球と盗塁で1死2塁とされ、2死後に安田と藤岡に連続適時2塁打を浴びて2点を失いました。続く3回には連続四球と暴投で無死2,3塁として角中の犠飛で1点を失い、続くエチェバリアを一邪飛に打ち取ったところで降板となりました。後続を高橋樹が抑えて、ネバラスカスは2回2/3を投げて3安打5四球3失点でした。
高橋樹は4回も続投して1死後に佐藤都に本塁打を浴びて1点を失いました。
打線は、初回に安打と盗塁で2死2塁の先制機を作るも、西川が三ゴロに倒れて無得点に終わると、4回には2死2塁から6番に起用された林が安打を放つも、2塁走者西川が本塁でアウトになってしまい得点を奪えませんでした。
6回2死後に松山が本塁打を放って1点を返しましたが、5回から登板した大道が四球と安打で1死1,3塁のピンチを招くも、エチェバリアを併殺に打ち取って無失点で凌ぐも、6回に安打と四球に2盗塁と失策も絡んで2死2,3塁とされて、荻野の適時内野安打で1点、さらに盗塁で再び1死2,3塁とされて、マーティンの犠飛と中村奨の適時2塁打で2点を失い、この回3失点で試合の行方が決まりました。
7回は中崎、8回は中田が無失点で凌ぐも、7回以降はロッテの継投の前に得点を奪えず、ロッテに大敗を喫してカード負け越しとなりました。
期待の新外国人ネバラスカスは、制球が安定せず毎回の5四球を与えてしまい、さらにはクイックが苦手のようで簡単に盗塁を決められました。足で揺さぶられたためか、走者を背負うとさらに制球が乱れてしまい、現状では1軍で投げるのは厳しいと思われます。
来日が遅れ、2軍での実戦登板も2度と少なく感覚が戻っていない中で、コロナの影響により先発投手を3人失ったため、急遽昇格して登板したことから仕方ない部分もありますが、今のままでは1軍で起用するのは難しいでしょう。
2軍で制球を改善するとともにクイックの練習をして、後半戦には1軍で通用するようになってほしいですね。
今日は中村奨がスタメンでマスクを被りましたが、5個も盗塁を決められて失点に繋がっています。もちろん盗塁を決められるのは、捕手だけが悪い訳ではなく、投手側にも問題があるのですが、これだけ決められてはバッテリーに問題があるはずです。
このロッテ3連戦は、坂倉と中村奨がマスクを被り11盗塁を決められています。次カードに向けて対策をしないと苦戦が続くことになりそうです。交流戦で低迷するとその後のシーズンが苦しくなるので、何とか踏ん張ってほしいですね。