ヤクルト 000 010 000 1
広島 000 200 10X 3
勝利投手:滝田1勝
敗戦投手:奥川3勝2敗
セーブ:高橋1S
広島 000 200 10X 3
勝利投手:滝田1勝
敗戦投手:奥川3勝2敗
セーブ:高橋1S
今季限りで現役を引退する野村が先発し、先頭の長岡には中前安打を打たれるも、続く並木を二ゴロに打ち取って1死2塁となり、丸山和と村上を連続空振り三振に斬って、1回を1安打2奪三振無失点で最後のマウンドを終えました。
デビューから211試合連続先発登板となり、自身の持つ日本記録を更新しました。
デビューから211試合連続先発登板となり、自身の持つ日本記録を更新しました。
打線は、4番に仲田、6番に内田を起用すると、3回は内田と二俣の連打で無死1,2塁としながら、滝田がバント失敗、秋山は併殺に倒れて得点を奪えませんでしたが、3回に矢野と仲田の安打に敵失が絡んで1死2,3塁の好機を作り、田村の適時打と石原の犠飛で2点を先制しました。
2回からは新人の滝田がプロ初登板して、2塁打と四球で無死1,2塁のピンチを招くも、松本直を三振、小森を左飛、山野も三振に斬って無失点で凌ぐと、3回と4回は1四球無失点に抑えましたが、5回1死後に連続四球で1死1,2塁として、並木の適時打で1点を失いました。なおも1死1,2塁のピンチでしたが、丸山和を右飛、村上を二ゴロに抑えて、4回を投げて2安打4四球5奪三振1失点でマウンドを降りました。
6回からは新人の高がプロ初登板して三者凡退に抑えると、7回は四球と安打で2死2,3塁のピンチを招きましたが、丸山和を遊直に抑えて無失点で切り抜けました。
打線は7回に敵失などで1死3塁の好機を作り、二俣の適時打で1点を追加して、再びリードを2点に広げました。
8回は四球と盗塁で1死2塁とするも、仲田は中飛、田村は左飛に倒れて追加点を奪えませんでした。
8回はハーンが登板して、安打と犠打で1死2塁とされるも、増田を一ゴロ、代打橋本を三振に斬って無失点で切り抜けると、9回は高橋昂が三者凡退に抑えて、ヤクルトに競り勝ち、今季の対戦成績は15勝10敗となりました。チームは2連勝で締めて、68勝70敗5分の4位で全日程を終えました。
今季最終戦は野村の引退試合でしたが、2番手以降は、プロ初登板の滝田と高、さらに今季初登板の高橋昂が出場して、それぞれ、初勝利、初ホールド、初セーブを挙げました。野手でも仲田が4番1塁、内田が6番三塁でともにプロ初出場すると、ともに初安打を放ちました。
来季に向けて期待の若手が1軍の舞台で結果を残すことができたことは、大きな自信になったと共に、課題も見つかったと思います。
たった1試合ではありますが、この経験をフェニックス・リーグや秋季練習に活かして、来季の飛躍に繋げてほしいですね。
試合後には野村の引退セレモニーが行われ、監督や選手、トレーナー、スタッフ、そしてファンに対して感謝の言葉をつづりました。スピーチでは、何度も感謝の言葉を並べたところは、多くの選手から慕われていた野村の人柄をよく表していたと思います。
またカープに指導者として戻ってきて、チームの力になってほしいですね。本当に13年間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。