広島 010 200 110 5
阪神 200 100 100 4
勝利投手:ケムナ2勝1敗
敗戦投手:岩崎2勝4敗1S
セーブ:栗林1敗28S
本塁打:[広島]鈴木誠31号、鈴木誠32号、小園4号
[阪神]小野寺1号
先発の玉村は、初回に連打などで1死2,3塁とされると、大山の犠飛で1点を失い、さらに林が邪飛を落球後、松山の野選で1死満塁となり、サンズの犠飛で2点目をうしないました。なおも四球で2死満塁のピンチでしたが、坂本を左飛に打ち取って追加点は与えませんでした。
打線は2回に鈴木誠が本塁打を放って1点を返すと、4回には1死2塁から鈴木誠が2打席連続となる2点本塁打を放って逆転に成功しましたが、玉村は、2回と3回は走者を出しながらも無失点に抑えるも、逆転した直後の4回に小野寺に本塁打を浴びて同点に追いつかれました。
それでも、打線が7回に1死2,3塁として代打會澤の犠飛で1点を挙げて勝ち越しましたが、玉村は、5回と6回を無失点に抑えて、6回を投げて5安打3失点でマウンドを降りるも、7回に登板したケムナが2死2塁からマルテに適時打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。
しかし、8回に小園が本塁打を放って再び勝ち越しに成功すると、8回裏は森浦が安打と盗塁で無死2塁のピンチを招くも、サンズ、小野寺、代打糸井を抑えて無失点で凌ぎました。
9回に安打と盗塁に悪送球も絡んで1死3塁の追加点機作るも、菊池涼と會澤が抑えられて無得点に終わりましたが、9回を栗林が安打と四球で2死1,2塁のピンチを招くも、大山を遊ゴロに打ち取って無失点に抑え、阪神を3タテして、チームは今季最長の6連勝となりました。
阪神との競り合いとなった試合ですが、打線は苦手の西勇に6回まで4安打に抑えられて、得点は鈴木誠の2本塁打による3得点にとどまる一方で、玉村は初回に味方の拙守にも足を引っ張られて2点を失うと、その後も5回まで毎回走者を背負う苦しい投球が続き、全体的には阪神に押され気味の展開でした。それでも玉村は粘りの投球で2回から6回までを小野寺の本塁打による1失点に抑えました。この粘りが7回の會澤の犠飛と8回の小園の本塁打を呼び込んだと思います。
そして9回に登板した栗林も、味方が9回表に敵失からもらった1死3塁の絶好機を活かせず、少し嫌な雰囲気になった場面での登板で、1死後近本に安打を打たれて、中野、マルテ、大山と続く打順だったので、心配しましたが、中野を三振、マルテは四球を与えるも、大山を遊ゴロに打ち取ってリードを守りきりったところは素晴らしかったです。
8回を無失点に抑えた森浦も含めて、投手陣が9安打を浴びながらも3失点で踏ん張ったからこそ、阪神を3タテして今季初の6連勝に繋がったと思います。今日のように投手が守り切る野球をシーズン最後まで続けてほしいですね。