大瀬良が日本ハムとの練習試合に先発して、昨年9月以来となる実戦復帰登板を果たし、3回を投げて2安打3奪三振無失点の好投でした。
初回は簡単に三者凡退に抑えると、2回は2死後に連打を浴びて1,3塁のピンチを招くも宇佐見を遊ゴロに打ち取って無失点で凌ぎました。続く3回は先頭から二者連続で見逃し三振を奪うと、四球を挟んで西川を空振り三振に斬って、復帰登板を無失点で終えました。
最速147kmの直球に、カットボール、スライダー、カーブなどで緩急を付けた投球はブランクを感じさせず、手術による影響をを全く感じませんでした。本人も「最初にしては上出来。真っすぐの質、強さは昨年より良いかな」と状態の良さに手応えを口しており、開幕を見据えた調整は順調に進んでいるようです。
佐々岡監督も、「順調すぎるぐらい順調」と絶賛しており、九里、森下と争う開幕投手については「近日中に発表します」と明言は避けたようですが、今日の投球を確認して大瀬良に決めたのではないでしょうか。
また、6回からは森下が登板して、3回を投げて3安打1失点と上々の投球内容でした。6回と7回は三者凡退に抑える素晴らしい投球でしたが、8回2死後に連続2塁打を浴びて1点を失いましたが、続くピンチは後続を断って最少失点で切り抜けて、開幕投手に向けて首脳陣にアピールしました。
9回には栗林が登板して、1回を投げて無安打無失点の素晴らしい投球を見せて、守護神を見据えたテスト登板で首脳陣の期待に応えました。
清宮をフォークで空振り三振に斬ると、鶴岡と樋口をともに右飛に打ち取って危なげない投球内容でした。これで実戦は3試合連続無失点となり、大道と共に守護神候補に加わりました。
開幕投手と守護神争いが激しくなってきました。どちらも佐々岡監督の中ではある程度固まってきたと思いますが、これからの結果次第で見直しもあり得ると思うので、まだまだ激しいアピール合戦を見せてほしいですね。