ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

コスモス

2012-10-15 12:22:59 | Weblog
陽光がコスモスの花にとらえられて
まわるく湾曲すると
秋の一日はなお深まり

光がその透明度を増して
我々に迫り来て
秋の光の谷間に留める

空が限りなく青く
雲は遠く遠く流れて

私の夢みる才能は
大気圏へ昇ってゆく

コスモスが光の圧に屈し
その頭を下げるとき
光は喜びの歓声をあげて
飛び回り 風を起こす

何もかもが明らかだ
悪い企みで明るみに出ぬものはなく
髪の毛一本まで数えられる

そんな存在に絶体の信頼を置いて

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 柴が燃えている | トップ | 光への郷愁 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事