ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

祈りの朝

2011-07-31 07:23:33 | Weblog
深い祈りに生きている
あの街まで歩み
あなたの微笑みを
取り戻すまで

深い祈りを捧げている

凪いだ夜明けに
放浪を続ける
あの神々しい行者の
後を追って
天国を夢見る

あなたの手を取り
御堂で
蝋燭に灯を点して
霊の風が吹きゆくまで
跪いていようか


君よ
まっさらな
真実の祈りは
決してかなわないことはない

夜明けの御堂で
香を捧げ
祈っている

朝を告げる
鳥たちがさえずる

靄が晴れて来る
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海辺で

2011-07-29 07:51:16 | Weblog
密かに交わされる会話
理想の旗 棚引く
海風に一礼
肌を焼く太陽


二人 あの広葉樹の下へ
潮騒が通り過ぎる
ざわめく木漏れ日の下へ
腕を並べ 急ぐ


防波堤を越えて
虫すだく下草を踏んで
海風は包みこむ
一言二言の発語


神々しく 透けてゆく風
今 ギリシャ神話を読んでいる
この夏に この海辺で
ポセイドンの息吹 遠く
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午後に

2011-07-28 09:40:29 | Weblog
山や河が
透けて見える
この場所

天空に地下に
視線を伸ばして
地形をグイッと把握すると

銀河のつぶやきが聴こえた

天駆ける風を
サーフボードに受けて
空中を飛び

眼下の送電線を
くぐり抜けて
緑の山々を
舐めるように走る


潮騒の聞えるこの場所で
二人木陰にまどろんでいる


空を駆けた
夢を語る日々に
向日葵は咲き誇る

そのように
暮らし

蝉の声に
午後を眠り

また一つ
夢を見ている
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仏の座

2011-07-26 08:03:29 | Weblog
熱帯夜の夜が明けて
重たい空気の光射し
しののめ鈍く 薫る時
題目染み込む まどろむ大地


慈悲の大光
燦々と降り積もる
髭曼荼羅の仏たち
銀河の微光に溶けいって
再び地球に戻りくる

題目あげつつ見る幻
法悦 熱く ほとばしる


蝉鳴く声の大きさに
波動広がる
この部屋の鈴や焼香 御供養の
題目溢れる 地の果てまでも


仏の命を湧現した


南無妙法蓮華経


旭日とともに現れる


重たい朝に


仏の座
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語る日

2011-07-25 17:15:52 | Weblog
そっと午後に
約束どおりの
夢が風になって
降りて来る


息をひそめた小鳥がそっと
空を渡ってゆくと
昨日の君は戯れて
言葉を見詰めている


残された羽音に
感情は高揚して
言葉は抱かれて


聴き耳を立てている
君がおもむろに
希望を語る日を
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創価革命歴

2011-07-24 08:56:56 | Weblog
  「後継の君たちよ21世紀を頼む」より


二十一世紀の天使らよ
心に宮殿を築きゆけ
黄金の旗 高らかに


若き君たちよ
賢い人となれ!
強い人となれ!
そして
月に照らされ
無数の星の光を浴びて
父母を大切に


君たちよ
学問の泉を
湧き出して
栄光の池を作れ
巨人の森に囲まれて
悲しい魂と別れ
朗らかな魂を
輝かせながら
思いきりの
青春を生きぬけ!


いつの日か
早々と過ぎ去ってゆく青春
故に
一番美しい希望と
思い出を残すために
君も私も 翼を広げよう
優しい君よ
強い君よ
獅子座を見つめて語ろう
二十一世紀を語ろう
未来を そして人生を語ろう


荘厳な
信仰という魂をもった
われらには
偉大な使命が
あることを忘れずに
侘びしく悲しき
敗北者となるな
遂に遂に
‘‘我は勝ちたり,,と言える
陽気な明るい
瞳を輝かせる
あなたたちであってもらいたい


二十一世紀の
指導者と巣立ちゆく君たちよ
創価後継のあなたたちよ
広布実現の弟子たちよ


いかなる迫害の嵐にも 走りゆけ
波浪の如き大難の中も
悠然と 歩みゆけ
策略と謀略の暗闇の中も
愉快に 進め
交錯する多くの罠の巣を
宝刀で切り払いながら
決然と 前へ進め
君たちよ
二十一世紀の大舞台に
敢然と 立ち上がれ
   
        池田大作


*未来部(創価小・中・高の組織)の大会
 東京池田記念講堂で開かれる。
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夏休み

2011-07-22 17:00:40 | Weblog
風の宮で
静かな午後を
眠ろうとしている

木々の緑が透けている
木漏れ日に
汗をふく白いタオルを持つ君は

長い夏休みの読書計画を語り
風の中で聴いていた 私

蝉やら希望やらの
行き着く先を見定めて

沈黙を楽しむように
読み挿しのページをめくっていた 君


綺麗な場所
追憶の憧れる瞳らが
見詰め続ける場所で

二人机を並べて
各々が挑戦する世界観の
見取り図を
ノートに走り書きしていた


夏の青い空と休みが

始まる

長い長い小説を読もう
人生の輝くときに

僕と君の滅びざる世界に



*実年齢マイナス30は学会指導*
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この朝に

2011-07-21 08:17:30 | Weblog
この朝に向って
目覚めのベクトルが流れている
まどろみが寝屋に漂って

この朝を祝福して 抱きしめたなら
猫の息づかいで 伸びをする

人肌の透明に輝く
湯ざましの置き水
体内に満足が満ちて巡る

朝に投げキッスをしたら
日没まで与え続けられる
楽しい事ども

どう生きたって 一日は一日
詩人のように
空想力を羽ばたかせて
強靭な意志力で法剣を使いこなせ


楽しい事どもを捜せ
楽しみを作り出すさ

今日 伸びきって
切り捨てられる
指の爪さえ愛おしいなら

世界はきっと
君に微笑みかけてくれるから

ねえ 帆船のマストに真っ白な帆

風をいっぱいに受けて
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創価革命歴

2011-07-18 15:14:15 | Weblog
   「光の王子 王女に贈る」


我が愛する 光の王子たる君よ
我が愛する 光の王女たる君よ
僕は 君達のためなら
喜んで 礎石(いすずえ)となる
僕が 多数(あまた)の嵐の中をも
悠然と進むのは
まぶしき誓いの
光の王子 王女の
瞳を信じるからだ
二十一世紀の 広布の山で
大樹と育つ 君達を あおぎ見る日を
僕は楽しみに祈り待っている
            池田大作

*夏休み、鍛えの夏にゲーテの「ファウスト」
 ユーゴの「レ・ミゼラブル」トルストイ
 「戦争と平和」。長編教養小説を!
 7・16日蓮、立正安国論提出
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夏が綺麗

2011-07-17 17:44:57 | Weblog
草いきれの
ひっそりとした山道
太陽が悦び昇る

濃くて 短い 影

私が歩みつつある
道を明るめる

一本の孤高の松の木は
語るべき旅人の話を
携えたまま木陰を作っている

光が溢れ返り
熱の壁が その腕を延ばして歌っている
木立を駆けて

この山に登る宿命の
英雄の憩いの場に立って

多くの英雄譚が
風の乗せて語られたのも
この松の木の下
その波動が地球を周回してゆき

裏側の河のほとりで一人佇み
書き続けている詩人の
インスピレーションの源泉となる時

山を登る事は
一つの約束を成就する事

彼と私は
前髪を揺らす
山風と川風に包まれて
それぞれの銀の光線が睦み合い結びあう
プラトニックな極秘の関係

夢や空想や幻想の産まれでる
場を作っている

そんな場所 ここ

夏は綺麗

冬は沈黙の孤高
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満ちて来る光

2011-07-04 16:35:25 | Weblog
光 潮のごとく
天より満ち始めて
街の午後二時は
まどろみの中


海風の通う道
窓は街を見ていて
一人の子供は
街路に眠り


乾ききったアスファルトに
砂漠の始まりを見たなら(エジプトは近い)
フロコンのエッジングに
海風は吹き


潮は満ち満ち
この太陽の変動期に
光 光 光 が
大地に降り注ぐ



*いつもご訪問有難うございます。
 10日ほど更新を休みます。
 よろしくお願いします。
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2011-07-04 08:32:35 | Weblog
静かな 夏の朝に

また一つ 夢が産まれて

空に 帰ってゆく

物語は人々の口にのぼり



微笑みの 華に埋まって

太陽に 引かれて 舞い上がる

僕に 弔いの 荘厳を

強烈な陽光を 別けてくれ



陽射しにもっと近く(イカロス!)

高原の緑に 寝ころび

木陰に 座り込み じっと聴いているから

太陽と月のなれそめを



この青い空と流れる 白い雲の中

必要なことは 語られつくし

太陽は陽光を 与え続けて

僕らの肌をちょっと小麦色にする


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新しい季節感に

2011-07-03 09:26:58 | Weblog
太陽が深呼吸を始めて

肌がこんがりと焼かれて

夏の街路樹は輝き

高層ビルはその鮮明な姿を増して

乱反射ぎみの光は

真昼の夢を見せつけるから

若者は涼しい日陰で

読書を始める



夢を一つ ここに置いてください

書物と真っ白なノートの間に

書きつける 溢れる言葉の隊列

林立する 意味に目印をつけながら

転生する 己の生命を追っている



新しい 太陽系の秩序が 記述されて
新しい 季節感が 始まり



虹が架かった 空を見上げて

解放された 心が 過剰な自然に

存在を委ねたなら



それは 始まりの合図
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天国幻想

2011-07-01 08:44:01 | Weblog
大空が海原へ下る場所眺め晴らし芽生えの緑摘む


海風吹き上げて草花秘密りにか細い会話交わし海辺は静か


日光の溢れ返っていて山麓の広野に露草の匂い透明の羽根は
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