空 遠く 架かる
空に月
雲 風に たなびいて
消えていった
静かな 寝息は
繭玉のように
部屋に 浮かぶから
子守歌は 歌い継がれて
とっぷり 日が暮れた
夜の 十時に
闇は押し寄せるから
寝返りが 夢の続きの 腰を折るから
月の光は 甘いから
今日は終わったから
静かに 深く 沈潜する
夢の無い闇
空 果てしなく 続く
雲に空
そして 今日を 閉じる
空に月
雲 風に たなびいて
消えていった
静かな 寝息は
繭玉のように
部屋に 浮かぶから
子守歌は 歌い継がれて
とっぷり 日が暮れた
夜の 十時に
闇は押し寄せるから
寝返りが 夢の続きの 腰を折るから
月の光は 甘いから
今日は終わったから
静かに 深く 沈潜する
夢の無い闇
空 果てしなく 続く
雲に空
そして 今日を 閉じる