静寂に夢織る 2018-09-30 11:40:03 | Weblog 風音が舞い降りて来る 半分閉じらてた鎧戸を押す 甘味なピアノソロ 風と音が余韻を残す 響く 響け 音よ響け この風音や鎧戸が揺れる如く 呟けよ静謐な午前の太陽の真っ只中で 僕は夢 織る事を忘れない
死の商人 メーソン イルミナティーに最大限の愛を込めて 2018-09-29 12:06:16 | Weblog SOW THE SALT》塩を蒔け 作詞・作曲Steve Jansen,Thomas Feiner 訳詞 喜多村 純 お前のリードに ついて行かせてくれ ついて行かせてくれ 塩を蒔かせてくれ おまえのために おまえのために おまえのために 塩を蒔こう 庭じゅうを 掘り起こそう おまえのために 海を連れてきて みな 水浸しにしよう おまえのために おまえのために おまえのために 地に塩しよう *2007年、元JAPANのDavid Sylvianの実弟、 ドラマーのSteve JansenのソロALBUM 《Slope》から「塩を蒔け」とは邪を祓う、 そんな神技。作詞・作曲、ヴォカル。 兄に劣らず上手。この天才兄弟は…
判決の谷 ヨエル書より 2018-09-27 14:31:27 | Weblog 鎌を入れよ。刈り入れの機は熟した。 来て、踏め。踏み場は満ちた。 石がめはあふれている。彼らの悪がひどいから。 判決の谷には、群衆また群衆。 主の日が判決の谷に近づくからだ。 太陽も月も暗くなり、星もその輝きを失う。 『ヨエル書』3章13節〜15節
秋の空 2018-09-27 11:02:23 | Weblog 秋が澄み切った空に 透明な旋律を奏でて 風が渡り空を満たし 降り注ぐ陽光が木々に映える あれは葉擦れの音 海の潮騒に似て あれは僕の夢 この大空に筆跡を残して 静かな時が過ぎて行くね ああ 夢 織ろう…
地球劇場の終末 2018-09-27 00:42:03 | Weblog 「私はαでありΩである」と言われる、我らが神が 太陽系第3惑星に天地創造を為し、Ωの発動、最後の 審判を下す時が近い。マテリアリズムを餌に堕落する 個体、清貧に生きる存在を篩分ける実験ラボ。海が消え 大気が無く漆黒の空。地球劇場の終末に…
永遠の詩法 立原道造 2018-09-26 13:31:27 | Weblog 彼は詩を作るのがうまかった。小さな声で呟くためのもので あったが或る人々はそれを愛した。 裸の小鳥と月あかり 郵便切手とうろこ雲 引き出しの中にかたつむり 影の上にはふうりんそう 太陽とその帆前船 黒ん坊とその洋燈 昔の絵の中に薔薇の花 僕は ひとりで 夜が ひろがる ≪ 郵便局で 日が暮れる ≪ 果物屋の店で 灯がともる 風が時間を知らせて歩く 方々に 『立原道造全集』第1巻 *立原道造…嗚呼 永遠の詩法…
まるで日本の政府のよう 2018-09-25 21:27:19 | Weblog 災だ、偽りの判決を下す者 労苦を負わせる宣告文を記する者は。 彼らは弱い者の訴えを退け 私の民の貧しい者から権利を奪い やもめを餌食とし、みなしごを略奪する。 刑罰の日に向かって 襲って来る嵐に対して お前たちはどうするつもりか。 『イザヤ書』10章1節〜3節 *まるで日本の政府のよう………
立原道造全集より 2018-09-25 14:54:31 | Weblog 魂を鎮める歌 陽は キラキラと あちらの方で 光っていた 何か たのしくて 心は 陽気に ざわめいていた 超えて あなたが 行かれた あちらの方で 陽は キラキラと 光っていた………何か かなしくて 空はしんと澄んでいた どぎつく 黒い花を 摘んで 花束をつくる あのならわしよりも 心になく 美しい高さに 微笑みを 吹きながせ! 陽は キラキラと あちらの方で 手のつけようもなく 光っている だれかが 騒いでいるのが もう意味もないようだ どぎつく 空は 澄んでいる 声もなく 炎のように 真昼が あちらへ 絶えて行く 超えて あなたが 行かれた あちらの方で………滅んだ 星が 会釈して 微笑みを 空(くう)に 吹きながす 祭りのように 未知の野を 白い百合でみたすがいい 果たされず過ぎた約束が もう充たされようもない わすれるがいい 海の上のさざなみが 生まれては また 消えるほどに! 『立原道造全集』第一巻 *最後の一連が今は亡き友を思い出す……… 生きていれはいろいろな事が一緒に出来ただろうに………
詩人 立原道造 2018-09-24 16:31:43 | Weblog 一年を顧みて 青く広がっていて、白い雲が流れていた、木の葉っぱが チカチカ光っていた、(あのとき雨なんか降っていなかった んだ)ーーとりとめもなく、一つの景色が浮かんでくる、 そして、それがまたすぐ他の景色に変わってしまう。いろいろ な景色、いろいろな人たちーー結局自分に何の係わりのなかった 事が、遠い夢のように思い出されて来る。一体、この一年何が あったのかしら?『立原道造全集』第6巻