ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

夏の野外ロックコンサート

2017-05-31 23:30:25 | Weblog
野外ロックコンサート。
湿った疾風が吹いたかと思うと、
空は一転、積乱雲が押し寄せ、雨が落ち始める。
スタッフがPAやら楽器やらにビニールシートをかける。
PAの巨大なスピーカーから雨の雫が落ちる。
とてつもない音圧でクジラが水中で発する鳴き声が、
さざ波の音にかぶさる。

ペガサス

2017-05-31 19:25:26 | Weblog
梅雨の合間の夕暮れ
大いなる日輪が沈みゆく

遠くはなれた茂みにミミズクの声
神秘の闇を呼び込む

昼間の鳥たちは寝ぐらへと急ぐ
また梅雨曇りの空を飛翔する
私の内部の魂は空へと憧れ出て
天空を思い通りに駆け回る

白い天馬を一瞬見た

『魂のこよみ』シュタイナー高橋巖訳

2017-05-30 14:37:14 | Weblog

『魂のこよみ』シュタイナー高橋巖訳

この強い日ざしの中で
叡智の知らせを 受けなさい
宇宙の美に帰依しつつ
お前の中に お前を感じながら 生きなさい。
そうすれば 人間自我が 自分を見失っても
宇宙自我の中に 自分を見つけ出すことができる。

*『魂のこよみ』高橋巖訳は、ちくま文庫。
税込972円。座右の銘に!

夏の意志

2017-05-30 10:47:26 | Weblog
夏の意志は、私たちを宇宙の彼方に導く。夏の意志、
暖かい意志はいたるところに、私たちの思考を運んで
いく。冬の意志は思考を私たちの頭の中に運び込む。
『秘儀の歴史』シュタイナー 西川隆範訳

不死身の芸術家

2017-05-30 10:41:07 | Weblog
高貴な人間が何百年にもわたって
自らに等しいものに働きかける。
善き人間が目指すものは、
人生という狭い空間の中では到達できない。
それゆえに人間は死ののちも生きて
生きていたときと同じように働く。
善き行い、美しい言葉を求めて、
死ぬほど努力したように、いまや死ぬことなく努力する。
芸術家よ、君は限りない時を貫いて生きる。
不死を楽しむがよい。(ゲーテ)

神はハンディキャップ戦を戦う

2017-05-30 01:26:21 | Weblog
皆さまご存知の通り神は『全知全能』。だから
倦怠に包まれているのでは?彼は決して新約に
記述されている以上の能力をこの世に顕現しない。
一種のハンデキャップ戦を戦うのではないか?
就寝前にふと思ったこと…だけれど。
道義的に正しき民衆に神の豊かな恩寵があるように。
お休みなさい。アーメン

黄金の時代

2017-05-29 09:25:57 | Weblog
黄金の時代

ますます混迷を深め
酩酊している為政者
言葉はいらない
その方が真実を事実を伝える

混乱した頭 感覚 理性
魔物に憑依された権力者
言葉は保身の為だけの嘘っぱち

しかし我々は確かに在天の父の
足音を聴いた彼がいる 彼が来る
我々は確かにエデンの夜に眠れるのだ
神に天使たちに護られ見とられて休む

古代の学問

2017-05-29 09:16:11 | Weblog
古代においては宗教と芸術と学問は分離されておらず、
この三つは一体を成していたと、人智学的世界観の中で
しばしば強調されました。宗教と芸術と学問の統一は
秘儀の中で守られてきたのです。
『芸術と美学』シュタイナー 西川隆範訳
*Amazonでシュタイナーで検索して、彼の著書を読んで
見てください。比較的安価で手に入ります。

『魂のこよみ』シュタイナー高橋巖訳

2017-05-28 13:49:10 | Weblog


『魂のこよみ』シュタイナー高橋巖訳

こうして私は 今
自分の存在を こう感じるーーー
宇宙存在から遠くはなれ
自分の中で 自分を消滅させようとする。
自分だけを 拠(よ)りどころにしていれば
自分の中で 自分を殺すしかない。

*『魂のこよみ』高橋巖訳は、ちくま文庫。
税込972円で購入できます。ヨロシク!

雨の日には

2017-05-28 10:19:46 | Weblog
雨の日には、きみの銃の手いれをするがよい
(武器を、ものを、言葉を、ととのえるのか。
自由と虚偽と、火と罪の火とを、見わける
すべを心得ることだ)。
ルネ シャール『痙攣した晴朗さのために』

宮古島は梅雨

2017-05-28 10:11:28 | Weblog
雨音を軽い寝息を立てて聴いている
シトリ シトリ シトリ シトリ
一生の記憶が積もり
大地へと還ってゆく
流れ行く時の音か…

夢を一つ見せてくれぬか
魂の大海に浮かぶ楽園よ

シトリ シトリ シトリ シトリ
雲が深く垂れ込めて
薄暗い寝間

読みさしの本が
呼吸とともに胸の上で
うねりを行く船のように
揺れて
夢は
深く