雨の日に 2020-05-31 22:45:08 | Weblog 雨降りの日は 静かにそぼ降る雨が 木々を濡らし 大地へ落ちて 薊の紫の花々を潤す そして雨の音を 広葉樹の水滴の音を 聴き分ける愉しみ 雑木林の中に 野生の生き物 少し冷たい空気を 吸って 吐いて
『のちのおもひに』立原道造 2020-05-30 16:39:58 | Weblog 『のちのおもひに』立原道造 夢はいつもかへつて行った 山の麓のさびしい村に 水引草に風が立ち 草ひばりのうたひやまない しづまりかへつた午さがりの林道を うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた ーーそして私は 見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……… 夢は そのさきには もうゆかない なにもかも 忘れ果てようとおもい 忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには 夢は 真冬の追憶のうちに凍るであろう そして それは戸をあけて 寂廖のなかに 星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう *24歳で夭折。 *「永遠の詩法」の人。
神国日本 2020-05-30 08:38:40 | Weblog 二元論でケンカ売ったり買ったり それより多次元宇宙の愛に包まれ 大いなるワンネスへ身体ごとダイブ 死海文書 ナグ・ハマディー文書 メーソン メーソンに対する日本の霊的磁場の答えは 黒住 天理 金光 大本 日月神示 やはり日本は神国ではないか!
踊れ!電化製品… 2020-05-29 10:32:26 | Weblog 漢詩ではないが 中国の左遷された役人が 南方の僻地に送られ 「猿の鳴き声が寂しく聞こえる」 などとその感慨を詩に託したが 現代は電化製品がインターネットと結ばれ 反国家的な人物に付きまといする 国家的ストカー……… オーウェル的な監視体制 くつろぎの自身の家で 一息つくと電化製品が 猿の様に唸るぜ
初夏のような午後 2020-05-28 16:33:13 | Weblog 午後の時に 屋根裏部屋に伏臥して 香 薫きしめると 紫雲の煙 身体に絡みつき 淡く薫る 小さな窓越しに 緑を眺めれば 風に新緑の木々は答え 葉擦れの音を立てて 光合成は夢見ている 深く 深く 息をする
午睡の時に 2020-05-26 20:54:30 | Weblog 午後に フォトンベルトに突入し 夏の足音が聞こえてくる 梅雨入り前の 麗しい光の 一日 心を鎮めて 香 薫きしめ 銀河なんぞを 丹田に沈め 午睡に 小鳥のさえずり 遠く 近くに
座る愉しみ 2020-05-26 08:54:44 | Weblog 『アダジオ』立原道造 光あれと ねがふとき 光はここにあった! 鳥はすべてふたたび私の空にかへり 花はふたたび野にみちる 私はなほこの気層にとどまることを好む 空は澄み 雲は白く 風は聖らかだ *林の中の一軒家で座る。 *小鳥たちが啼き風は鎮まる。 *唯 座る愉しみ。
夭折の友らよ 2020-05-24 11:11:13 | Weblog 『メヌエット』 立原道造 やさしい鳥 やさしい花 やさしい歌 私らは 林のなかの 一軒家の にほいのよい春を 夢みていた 鄙びた 古い 小唄のやうに 青い魚 光る果実 流れる雲 星のにほひ ちいさい炎 風が 語って 忘れさせてゆく 淡い色のついた春を 夢みてゐた ひとつの 古い 物語のやうに……… 夜窓の星と 置洋燈(おきようとう)の またたきが 祝ってくれた ひとつの ねがひ 優しい鳥 優しい花 優しい 歌 *古今、立原道造の模倣者は多い。しかし最後の一歩の 深く深遠なクレパスの様な時空に彼の天才に及ばない… *我が夭折の友らよ。北村昌士、渡辺雅彦。オレまだ17の ままだぜ…還暦過ぎて、さてはて何処へ行こうか? 魂の遍歴は。
オレのディペッシュ モード❣️ 2020-05-17 16:43:26 | Weblog ディペッシュ モードを聞きながら オレのパーソナル ジーザス 四福音書の中で白光しながら 壁にもたれて座りつつ カラシニコフを両膝の間に置いて 右指で地面に何か描いてる
語り継ぐ言葉 2020-05-17 12:49:06 | Weblog 『言葉の実態』 自らの心の中に湧き上がった言葉を 書き留めるも留めないも 自由な心が決めるが良い ミゾオチの唯 唯広い亜空間に言葉の感情が 光を発しながら通過する…まるでUFO の様に
南比良山系の麓で 2020-05-16 11:24:17 | Weblog 地球の野生 激しい雨が大地に降りて 轍のある砂利道を叩くから 雨音は全ての雑音を消し去り 私の周りの世界を丸ごと包み 雨音を聴き込んでいると やがて身体は希薄になり 淡い新緑の雑木林を漂う 雨音に地球の野生の振るえを聴く