まーくんの小部屋☆福岡で頑張る専業農家

農家の何気ない出来事やたまにレシピをUPしたり、農作業のことなどを書いています。

資材(薬)について

2015年07月12日 | くわの農園のこと

ブログを読まれている読者さんから、時々、コメントやメッセージなどで
「消毒の記事がよく出ますが、そんなに高い頻度で消毒をやられるのですか
とのご質問がありました。

今までも何度かお答えしているのですが…。

ご存知の方も多いかもしれませんが『消毒』と一言で書いていますが、消毒(お薬)の種類にも色々あって「殺虫剤」「殺菌剤」「脱皮阻害剤」「忌避剤」などがあります。

殺虫剤は1回目で成虫が死んでも卵があればまた孵化して食害を起こすので、間隔を開けて2~3回散布するのが効果的なんです。

殺菌剤は主に予防を兼ねて行います。
病気や害のある微生物を防除したり、病気になってしまった時は広がらないため…という意味もあります。

脱皮阻害剤は名前の通り虫の脱皮を妨げるものです。
脱皮できずに死んでしまいます。

忌避剤は虫が嫌がる臭い等の成分を用いて近寄らないようにするものです。

また畑があちこちに点在していたり、栽培している作物が数種類あるので頻繁に行っているように見えますが、最低限の回数で行っています。
無農薬って書いてあっても実は上のBT剤など(脱皮阻害剤)は有機栽培の野菜にも使っていいんです。
そして知られていなのが、農薬としてカウントされない資材もあるということ。 

くわの農園では消毒に殺菌剤や忌避剤を使うことも多いのですが、ほとんどが植物由来のものです。
しかし、必要であれば化学薬品も使います。

お薬を使うのはタイミングと種類が大事!!
これは人間の病気も同じですよね。
お腹が痛い時に皮膚科に行ったりしませんよね。
農家はお野菜たちのお医者さんも兼ねているので、いつも様子を見ながらここだ!というポイントポイントでお薬を使います。

自宅で食べる食べ物は、みなさんと同じものを食べるので、やっぱり安心して食べたいと思うんです。
自分たちが安心して食べることができる・・・
それって大事だと思うんですけど。

キャベツやイチゴは業者さんとも大量取引があり、無農薬で作るのはかなり難しい状況です。
くわの農園では農薬を使っていますが、情報を公開することで少しでも安心して食べて欲しいなって思ってます。

ちなみに私の個人的な意見ですが、農薬=農業で使うお薬、医薬品=医療で使うお薬という感じで、どちらも薬であることに変わりないと思っています。

みなさん、農薬についてはいろんな意見があると思うのですが、「くわの農園は無農薬ではないですよ~」というお知らせの記事でした

 

#農薬 #くわの農園の考え #農作業 

 

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