
「60歳からでもシングになれるゴルフ運動学」
川合武司 著。
もう何回目の紹介だろうか?
読み返すたびに共感するところがある。
「ピンを狙い出してからはボギーかパーかバーディで上がれるようになった」
「ピンを狙わずに大事にいこうとすると、良くてパー、ボギーも出て、ダボさえ叩くことがあるわけです」
うん!
うん!
大きくうなづける根拠があった。
「ボギーオン・べース」のゴルフで90を切ることができるようになったが、その一方で、ダボやトリプルも出る。
結果、90台が関の山といったゴルフが長く続いた。
はたと気づいた。
はじめから1歩下がったゴルフだと、ボギーをとるのが精いっぱいだ。
ミスをすればすぐに、ダボやトリプルを叩いてしまう。
これはスイングの問題ではない。
攻略の問題だ。
積極的にピンをねらってみた。
ミスショットしても、グリーン近くにゴールが届く。
グリーンに乗る回数も増える。
結果、カンタンに80台が出せるようになった。
「ボギーオン・ベース」のゴルフでは、パーは勝ち、ボギーは引き分けだ。
最初から引き分けを考えているようではせいぜいがボギーどまり、ヘタをすると、ダボ、トリプル地獄に落ち込んでしまう。
積極的に勝ちにいくゴルフでないとパーはとれない。
「ピンを狙うゴルフで、バーディかパーがとれる」
ピンをねらうゴルフ!
もう一か八かではない。
スイングが「様」になってきたから、それに基づいて攻略を変えるのだ。
ピンをねらった結果起きたトラブルは、それこそが課題だ。
たとえ、ダボ、トリプルを叩いたとしても、課題という大きな副産物をいただいたことになる。
うまくなるためのステップアップがはかれるのだ。
今、アプローチとパットにいっしょうけんめいなのは課題解決の最中なのだ。
ショットでも、アプローチでも、パットでも、つねにピンをねらっている。
二等辺三角形の頂点をねらう!
それがゴルフなのだ!