大淀CCを回った時、オーナーはあのシングル氏だった。
先日の河川敷でワタクシが4年目にしてはじめて勝った相手だ。
その話は伏せておいて「よろしくお願いします!」とあいさつした。
シングル氏は相変わらず、体の不調を訴えてくる。
シングル氏は代々(?)骨が弱い家系だそうだ。
骨というか、骨と骨の間の椎間板なるものが薄くなりやすいのだとか。
それでプレー中も「あた、た、た、た」と腰をさすったりしている。
腰椎だけでなく、頸椎も痛いらしい。
手の指も弱いらしく、握力がなくなって来た話もしていた。
シングル氏は絶不調だった。
ドライバーが飛ばない。
アイアンが当たらない。
アプローチが寄らない。
パットが入らない。
「4ない」主義の「ボギーオン・ベース」みたいだった。
しかし、それではスコアーにならない。
シングル氏は、なんと102! 百叩きの刑に遭ってしまった。
こんなシングル氏ははじめて見た。
いつも10グリップで、構えたかと思うと一瞬のうちに振って、ナイスショットをかっ飛ばす。
アプローチ、パットはいつでもどこでもカップインをねらっている。
そんな姿しか見たことがなかった。
いつのまにかワタクシは50ヤード以上もオーバードライブしていた。
その日の後半、ティーショットが絶好調だったからだ。
アプローチはワンクラブ以内に寄る。
パットはワングリップ以内に寄る。
バーディまで飛び出した。
まるでいつものシングル氏のようだった。
シングル氏はもうダメかもしれない・・・
スイング不調とか、クラブが合わないとか、そんな話ではないからだ。
体が言うことを聞かない・・・
根治がムズカしい・・・
ん・・・
なんか寂しい気持ちになった。