先々日の大淀CCで不思議な体験をした。
前半、数度のロストボール、谷落ちに悩まされて51をたたいた。
その後半だ!
ところが、フシギに後半の9ホールをあまり覚えていない・・・
投げやりになっていたのかというと、そんなことはない。
後半は6連続パーを含む7つのパーを重ねて41を出したのだ。
しかも、前半と同じくロストボールを一度くらってのスコアーだった。
それがなければ、人生はじめての40切りを達成していたはずだ。
ところが、その後半戦を思い出せないでいる。
スコアーカードを見つめ、念じてみるが・・・
あの9ホールはどこに行ったのだろうか?
あまりのことに気が動転していたのか?
ちがう!
あまりのことに気持ちがフワフワしていたのか?
ちがう!
何にも感じないのだ。
まるで般若心経の世界観のようだ。
空にして、無なのだ。
同じような体験をしたことが2度ある。
宮崎GCで86、河川敷で83を出した時だ。
淡々と・・・
高揚感もなく・・・
一喜一憂することもなく・・・
1打、1打に集中していた気がする。
ミスショットにも動揺しなかった気がする。
鷹揚に、悠然と、粛々とプレイしていた。
静かな時間だった。
ただ何も覚えていない。
残念な気がするが、それでよかった気もする。
もう一度、あんな時間を体験してみたい。