アベノミクス毒矢、第1矢は今月から始まる生活保護基準の引き下げ、今回の基準引き下げは3年間で最大10%にも達し、戦後最大の歴史的大改悪です。子どもが多い世帯ほど削減額が大きくなり、子どもの貧困にも拍車をかけます。
生活保護基準の引き下げは、1950年に現行制度が開始されて以来、2003年(0・9%減)と04年(0・2%減)にしか行われていません。最大10%にもおよぶ引き下げは初めてです。
削減額は今年度で150億円。3年間かけて670億円(6・5%)を予定しています。今年度は、年末に支給する期末一時金も70億円削減します
今回削られる生活扶助費は、食費、光熱費、衣類などに充てられる生活費そのものです。 生活を切り詰める貧困世帯をさらに追い詰めます。
国民生活の最低ラインを示す生活保護基準は、低所得世帯に対する各種の支援施策の指標としても使われています。基準引き下げにより、就学援助(156万人が利用)や保育料減免などを打ち切られる世帯が出る可能性があります。安倍政権は「影響が出ないようにする」といいますが、予算措置が行われる保障はありません。
第2の毒矢は、10月からはじまる2.5%の年金支給額の引き下げです。
第3の毒矢は、現在の5%から8%への消費税増税です。
この外にも労働基準法の改悪(限定正社員法)等々毒矢の束が積まれています。
通常国会は120日間ですがこの前から戦いを盛り上げて行きましょう。
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