福島原発事故から4年。事故当時は少ない情報も錯乱して北へ南へ、あるいは東へ逃げ惑った人がほとんどだったと言われています。
原発の安全神話を信じ込まされて、行政も避難訓練など思いつかなかったと。原子力安全委員会でさえ原発建設時も以後も、安全神話に頼り切って机上の計画さえ作らなかったのです。
大地震とともに大津波が発生し、引き潮時には冷却水が無くなり爆発事故の制御が出来なくなり大惨事になる恐れがあるなどと、国会で警告していたのは日本共産党だけだったそうです。
東日本大地震で福島第1原発が爆発し、放射能汚染で故郷に帰れないで避難生活を余儀なくされている人達が12万人もいると報道されています。
爆発後もその原因も究明されず、汚染の除去も始まったばかりで、事故原発の収束も出来ずに、汚染水を垂れ流しています。
廃炉を決めたもののその計画、方針も霧の中での手探り状態です。にもかかわらず、安倍首相は世界一厳しい基準の規制委員会の基準をクリヤすれば、再稼働すると息巻いています。
規制委員会の基準が100%確保されたとしても、これで安全が確保されるとは規制委員会も言っていません。
いま、国内の原発は一基も稼働していません。自然エネルギーの利用などを含め電力は確保されているのです。
たとえ、原発の安全が100%確保されたとしても使用済み核燃料や放射能で汚染された諸機材などの処理、処分は稼働を続ければ増えるばかり、老朽化による修理も簡単にはできません。
原子力は、人類とは共存できないと思います。新原発建設中止、廃炉以外にはあり得ないと思います。
原発の輸出・建設・再稼働に反対しましょう。
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