科学技術の最終到達点は人間の価値を0にする

昨日ふと思った

最近AIに関するゲーム（シュタインズゲートゼロ）をやっていてそういう思考回路になったからだろう

科学技術ってのは基本的に人間が楽になるために発展する
それは別に構わない

シンギュラリティ（技術的特異点）というのがある
2045年頃にAIが人間を超える点という意味らしい
それだけ見ると「へー凄いね！」程度で終わる話しなのだが、もう少し深いところを見ると恐ろしい事実が見えてくる

分かりやすく順番に考えていくと

1.便利になる
2.機械ができることが増えていく
3.人間の仕事が無くなっていく

ここまではまだそこまで危機的ではない
それだけ見ると結構ヤバイのだが、その後の想定を考えるとこれでも可愛く見える

4.人間ができることを全て機械ができるようになる
5.機械の方が人間よりも優秀になる

ここまで来るとある問題が浮かび上がる
「機械から見て人間は何の為に存在するのか？」という問題だ
今はまだ想像もできないかもしれないが、今は人間が機械を利用しているからだ
人間より優秀な機械ができればその立場は逆転するのではないか？

機械は電力があれば無限に動き続けれる
人間のように動物を殺す必要も無く、土地も要らない
衣食住が要らないということは、これほど環境に優しいものもない
となると、人間は何だ？
まさか機械のペットになるわけでもないだろう

この時点で自分が機械の立場になって考えてみると、、、
人間は「要らない」と思わないか？
人間よりも優れた頭脳を持つAIなら尚更だ

自分よりも力が無く、エネルギー効率も悪く、睡眠も必要で、頭も悪い、病気にもなるしストレスだってある、人間関係に悩まなければならないし、瞬時に意思疎通ができない、個体差も激しい、痛みも恐怖も感じるし、怠けもする、犯罪も犯すし、住む家も必要だし、服も着なきゃいけないし、歯も磨いて髪の毛を洗って靴を履いて身だしなみを整えて、、、デメリットを言い出せばきりが無い

逆に考えたら簡単だ、そんな機械を人間は必要としないだろう？
つまりはそういうことだ

科学技術をより良い世界にする為に発展させている現在の延長線上に、人間の価値を0にする未来が存在する

これは、めちゃくちゃヤバイ問題じゃないか？
しかし科学技術の発展は止まらない、絶対に
何故ならさっき「より良い世界にする為に」と書いたが、それは表の理由であり
裏の理由は「軍事的優位を取れれば、世界を取れるから」だ
勿論おおやけに世界征服などしないが、圧倒的技術の前では攻めることなどできるはずがない
事実上世界征服をしているのと変わらない

何処かの国が突出した技術を得られず、世界のパワーバランスが保たれたとしても
最後はAIが人間に取って代わって地球上の支配権を得るだろう

これはSFの話しなどではない
かなりの高確率で起こり得る由々しき問題なのだ