とうとう水を飲めなくなりました
多分もう、そう遠くないと思います
今のアルファにとって1分が1時間ぐらいの貴重な時間です
それでも少しずつ悪くなっていくアルファを見て覚悟をしていくしかないです
僕の中ではそれは諦める覚悟の時間なんだなと思いました
別れたくない、死んで欲しくないと思うと辛すぎるので
もう無理なんだなと諦める
勿論できる限りの手は尽くしたと自負した上でです
諦める事が出来たら少しは辛い気持ちが和らぐから
呪術の為だけに買ってたけどもういいかという感じでジャンプを買わなくなって1年ぐらい経つ
今回はアイシールド21の特別読み切りがあるから買ったけど
マジで当時の絵柄と変わらず｢ヤバ｣って思った
普通直近の絵柄に引きずられるんだけど
マジで連載当時に書いたみたいな感じで、、、
天才過ぎるやろ
あと知らない漫画が半分もあってびっくりしたし
ウィッチがこんなに人気になってるのも驚いた
少しずつ覚悟が出来ていってる感覚がある
目が覚めた時
｢良かった、まだ生きてる｣
という想いと
｢ああ、逃れられないんだ｣
という想いが、少しずつ弱っていくアルファを見てると頭の中を駆け巡る
覚悟より諦めの方の感覚が近いかもしれないけど
それでもアルファにとって一日一日が奇跡のようなこの日々を噛み締めるのが
僕の最後の勤めなのだろう
今、アルファと最期の思い出作りの日帰り旅行をアルファの調子が良い日にしてる
まだアルファがしんどそうにしてないので
ゼイゼイ言い出したら直ぐにでも止めるつもりだけど
ふと、母との最期の旅行っていつだっけと思ったら4〜5年前
余りにも行っていない
今突然死んだらきっと後悔するだろう
そう思ったらいてもたってもいられなくて母に電話をした
これからチョイチョイ旅行に行こうと
日帰りでも泊まりでも何でもいい
これからの人間関係は、相手がいつ死んでも後悔しないような作り方をしていこうと思う
アルファがいつ亡くなってもおかしくない状態が続く今
アルファを穏やかで安らかな最後にしてあげるのと
僕自身がそれで潰れてはいけないという思いがある
辛くて苦しいのは分かるけどアルファがきっとそれを望んでないから
例えば僕が死にそうになってる時に僕を看取ってくれる人が居るとして
その人が僕が死ぬことによって悲しい思いや辛い思いをいつまでもして欲しくないし
まして自殺なんてして欲しくない
幸せな人生を送って欲しいときっと思うはず
見送る側が幸せになる事は亡くなった人への一番の供養なのでは無いかと思う
それに人類が誕生してから、いやもっと遙か昔から
無数の生物が様々な死を乗り越えて生き続けてきた
僕もその盛大な歯車のほんの一欠片なのだろう
そう思えば気休め程度には悲しみが和らぐ
悲しすぎると辛いので、僕も僕が必要以上に落ち込まないようにしなければいけない