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Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

シュウメイギク ~それぞれの視線の彼方に見えるもの、それは何?~

2017年10月06日 20時12分41秒 | みんなの花図鑑
 たくさんのシュウメイギクが咲いていた。
 その視線は、一様にある一点を注視しているかのよう。
 それぞれの視線の彼方に見えるもの、それは何?

  No Man's Land.

 普通に訳すと、「不毛の地」ということになるらしい。
 その他、アルクの「英辞郎」によると、所有者のない土地、敵対する両軍の間の中間地帯、どっちつかずの曖昧な状態(あるいはその態度)。さらに、アメリカの俗語として、野球などの守備の死角、すなわち、守備範囲の中で、だれもが届かないゾーンなどという意味もあるという。

 でも、ちょっと自分流で思ったまま、感じたままに意訳してみる。

  人間が侵してはならない領域!

 この子たちの目には、そんな神々しい世界が見えているのかもしれないよ。


🌼 花の名前: シュウメイギク(秋明菊) 📸 撮 影 日: 2017/10/03 15:51
🌱 科 目 名: キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属) 📅 投 稿 日: 2017/10/04
📝コメント: 古に中国から入り、京都の貴船地方に野生化。だから、キブネ(貴船)ギク。やっとわかった名前の秘密!
⛺️ 撮 影 地: 埼玉県狭山市・通りすがりのお宅のお庭


 ね、そう見えない? この子たちが、何か、僕たちの見えない、何ものかをその視線の先に捉えているって。
 それって、このピンクのシュウメイギクだけじゃないんだよ。そう、白花たちも、何かが見えているみたい。


 貴船神社って、あの呪詛、丑の刻参りでも有名だよね。だけど、そこだけに目を奪われちゃいけないよ。呪咀だけが本来の意味じゃないんだって。そう、「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」の参拝で願を掛けることで、いろいろな心願を叶えてくれるだ。
 シュウメイギクは、そんな自らがこの地に根差した始原の地、貴船を思いながら、古の頃を心に描いているのかもしれないね。
コメント (24)
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