「毎年2月中旬過ぎから、Mさん宅には他の山野草に先駆けてセツブンソウが咲き始める。節分草、春の節分の頃咲き始めるということからの命名なのだろう。」
昨年2月23日にアップした記事の一文である。そう、僕の春は、Mさん宅のセツブンソウの開花から始まると言っても過言ではない。
そんな春の気配だけでも身に纏いたくて、この日(2/14)、買い物の途次にMさんの庭を訪れた。
昨年より1週間ほど早かったが、その庭は、緩やかだが春の兆しを発し始めていた。
ハンショウヅルのような形をしていた。冬に咲くクレマチスがあることは知っていた。もちろん、ほんの数度だが見たことだってある。
しかし、こんな立派にフェンスに絡みついているやつなんて初めてだ。凄いね! 感動しちゃったよ。
ユンナネンシス? アンスンエンシス? ウィンターベル? どれも同じモノなのかな? そして、僕が見た冬咲きクレマチスの名は?
帰りは、北入曽の「程よく区割りされた個人農園」をショートカットして家路に就いた。
そこには、取り忘れたのか、あまりにも少なくて何も為す術がなかったのか、あるいは、花を愛でることのみが目的だったのか、綿が数本立ち枯れていた。
朽ちていくさまの象徴ともいうべきダークブラウンの中に、取り残されたかのような真っ白な種子毛が息づいていた。そのコントラストの見事さが目に刺さった。
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