猫の額の在来種がなかなか芽吹いてくれない。そりゃ~そうだ! なんと言ったって、まだ2月も半ばなのだから。
この時期、手っ取り早く花のかんばせを目の当たりにするためには、やはり園芸店を回るに如かずということになる。そう、矜持などさらりと捨て去って、ショートカットを試みるのだ。
そんな甲斐あってか、近くの城◯越園芸で仕入れてきたオダマキ・オリガミシリーズのブルー&ホワイトが咲き出した。
このシリーズ、洋種にありがちな丈高くと言った風ではなく、こじんまりと仕上がる(30cmほど)なんて触れ込みだったので、迷わず連れ帰ったのである。
洋種だろうからして、やはり容貌は彫りが深いという印象を免れない。ただ、ブルー&ホワイトと言うだけあって押しつけがましさはないような気がする。
まぁ、それにしても、こんな時期からオダマキが拝めるなんて、ナーセリーの方々はどんな育成法を取っているのだろうか。
猫の額のクリスマスローズ、クリーム(イエロー)のダブルの糸ピコティーはかなり奥手のようだ。まだ深い眠りの中にいる。
翻って先日連れ帰った黒に近い濃い紫のダブルを見るに、伏し目がちではあるがしっかりと萼片を開き、かなり控えめではあるが、どうだ咲いてるだろうっていうその様が心に刺さる。
今日の最後の一枚は、もうお馴染みとなったセリバオウレンである。なんと、花期の長い花なのであろうか。
「僕が萎んじゃったら、このベランダに花がなくなっちゃうよ~!」とばかりに、そう、そんな使命感さえ感じさせてくれる健気な存在がそこにある。
猫の額は、そんなナニモノかに突き動かされて咲いている花たちの存在で成り立っているのかもしれない。
もう咲いてるのですか!!って、仕入れた?
『ナーセリーの方々はどんな育成法を』
仰る通りですよね。
家で咲かせるのは至難の業かも。
それにしてもお手入れが行き届いてますね~。
並んでる鉢に葉雑草が一つも見えない。
ここで咲いてる子達は幸せですね。
今日は、暖かいのに土いじりできなくてウズウズでした。
早く植え替えしたいです。
しいちゃん、このところ、度々花屋に行ってるんですが、見るだけと言いながら、ほんの少しですが、ナニモノかを連れてきちゃって意思の薄弱さを露呈してしまっているわけで。
実は、昨年、このお店でキクザキイチゲを買い求め、花を楽しみ、花後、地植えにしてしまいました。
当然のように、まだ、その子は目を覚まさずに眠っているようで、地表には欠片も見えません。
まだ、早いのですかね?
ところが、ことし西洋オダマキを求めたその店で、やはり昨年と同じようにつぼみを孕んだキクザキイチゲを見てしまったのです。
もし、地植えにしたやつが出なかったらどうしよう?
最初に頭に浮かんだのがこのことです。
そこで、「出ない」ということへのリスクヘッジのため、1ポットだけ連れてきちゃいました。
事程左様に、ナーセリーでは一歩とは言いませんが、半歩くらい先に季節が進んでいるようなのですよ。
どうも、プロのグローワーは、魔術師のようなのです。何か得体の知れない呪文を唱え、秘薬を施して花を咲かせているのですね。
まぁ、そんなマジシャンにあやかっていろいろと連れてきてしまっているわけで、これも何のことはない僕自身が魔術にかけられているのでしょうかね 笑
コメント有難うございました<m(_ _)m>