車の流れが絶えない生活道路。この道は、幹線道路への市街地からの引き込み線的な役割を果たしている。その脇に、丈高く繁った雑木林がある。十数年程前、この一帯はきれいに伐採され、ここにも開発の足音が、なんて思ったものである。
ところが、どのような理由があったかは知らないが、そのままの状態で放置され、いまはまた、以前の雑木林の姿を取り戻している。
コナラやクヌギなどをはじめとして、なかなか樹種も豊富であるらしい。その中に、今日の主役を務めるゴンズイも生えている。道路からは50~60cmほど盛り土されたような状態で、のり面がゆるい傾斜を見せて道路へと続いている。どうもこの木は日当たりの良いこの林縁が好みのようだ。
![たわわに稔ったゴンズイの実 たわわに稔った実](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/32/d06c0afe9b49061fdb961320aedf95ed.jpg)
この樹木のゴンズイの話が出ると、よく引き合いに出されるのが魚のゴンズイである。もっとも、いずれのゴンズイもかなりマニアックな存在と言えるので、それぞれの愛好家でさえご存じない方のほうが多いかもしれない。
浅場の岩礁や防波堤付近などが主なテリトリー。群れで行動し、団子状になるのでその様をゴンズイ玉などと呼ぶ。生息域から人と接触する機会も少なくないが、ご用心。背びれと胸びれの第一棘条に毒があるのだ。
![これが魚のゴンズイ。ナマズの仲間だけあってなかなか愛嬌のある顔をしている](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/69/07a4d1b0325b7671393413de56a2f20f.jpg)
しかし、トップ画像のように遠目で見ると、とても普通に、おっ、紅い木の実が生ってるって感じでしょ。
ところがである、近寄ってごらん。その実を間近で見ると、なかなか感動ものなのである。
赤い鞘が爆ぜる。中から真っ黒な実が飛び出してくる。ほら、絵に描いたような目力の強い視線が見る人の目を射る。そんな感じでしょ。
一度は伐採の憂き目を見た雑木林の樹々たち。それでも、その逆境をものともせず立ち上がり、往時の姿を取り戻す。多分、このゴンズイも、変転の果てに復活を遂げた樹々のなかの一本なのかもしれない。その眼光の鋭さが、その意志の強さを物語っていると思えてならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e5/a183fa33731371309009d4dccb13efe1.gif)
ところが、どのような理由があったかは知らないが、そのままの状態で放置され、いまはまた、以前の雑木林の姿を取り戻している。
コナラやクヌギなどをはじめとして、なかなか樹種も豊富であるらしい。その中に、今日の主役を務めるゴンズイも生えている。道路からは50~60cmほど盛り土されたような状態で、のり面がゆるい傾斜を見せて道路へと続いている。どうもこの木は日当たりの良いこの林縁が好みのようだ。
![たわわに稔ったゴンズイの実 たわわに稔った実](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/32/d06c0afe9b49061fdb961320aedf95ed.jpg)
🌼 花の名前: | ゴンズイ(権翠・権萃) | 📸 撮 影 日: | 2017/08/27 10:28 | |
🌱 科 目 名: | ミツバウツギ科ゴンズイ属 | 📅 投 稿 日: | 2017/09/1 | |
📝コメント: |
関東地方以西から九州の日当たりのよい林縁に生える。 花期は5~6月。9~10月に実が赤く熟し、やがて爆ぜる。 |
⛺️ 撮 影 地: | 北入曽地区の雑木林の林縁 |
この樹木のゴンズイの話が出ると、よく引き合いに出されるのが魚のゴンズイである。もっとも、いずれのゴンズイもかなりマニアックな存在と言えるので、それぞれの愛好家でさえご存じない方のほうが多いかもしれない。
浅場の岩礁や防波堤付近などが主なテリトリー。群れで行動し、団子状になるのでその様をゴンズイ玉などと呼ぶ。生息域から人と接触する機会も少なくないが、ご用心。背びれと胸びれの第一棘条に毒があるのだ。
![これが魚のゴンズイ。ナマズの仲間だけあってなかなか愛嬌のある顔をしている](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/69/07a4d1b0325b7671393413de56a2f20f.jpg)
🌼 魚の名前: | ゴンズイ(権瑞) | 📸 撮 影 日: | フリー写真です | |
🌱 科 目 名: | ナマズ目ゴンズイ科ゴンズイ属 | 📅 投 稿 日: | 2017/09/1 | |
📝コメント: |
ギギ、ハゲギギ、ググなどの別名。体側に2本の黄白色の縦縞がある。 背びれと胸びれの第一棘条に毒があり、刺されると激痛が走る。 |
⛺️ 撮 影 地: | フリー写真です |
しかし、トップ画像のように遠目で見ると、とても普通に、おっ、紅い木の実が生ってるって感じでしょ。
ところがである、近寄ってごらん。その実を間近で見ると、なかなか感動ものなのである。
赤い鞘が爆ぜる。中から真っ黒な実が飛び出してくる。ほら、絵に描いたような目力の強い視線が見る人の目を射る。そんな感じでしょ。
一度は伐採の憂き目を見た雑木林の樹々たち。それでも、その逆境をものともせず立ち上がり、往時の姿を取り戻す。多分、このゴンズイも、変転の果てに復活を遂げた樹々のなかの一本なのかもしれない。その眼光の鋭さが、その意志の強さを物語っていると思えてならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e5/a183fa33731371309009d4dccb13efe1.gif)
みん花の方は先ほど最終ダウンロードも終え、幕を下ろしたところです。
さて、ゴンズイですが、わたしもみん花に入るまではずっと毒のあるゴンズイしか知りませんでした。
植物のゴンズイ、目ヂカラがすごい!
調べてみると、赤い外側の色に惹かれて鳥が来て、黒光りする種をパクっ。消化されずにそのまま多少の肥料をつけて地面に落とされ、芽吹くという仕組みらしいです。
やっぱり、生存のために必要な姿なんですね〜♪
ところで今年の1月13日にゴンズイの冬芽を投稿したのを覚えておられますか?
ETみたいな。
そろそろ実がなってかもしれないので、見に行ってこようかな〜(^-^)
みん花もついに終わってしまいましたね。
0時を過ぎれば見れなくなるのかと思ったら一応まだ見れました。
投稿5700とキリの良い数字まで頑張られたのですね。お疲れさまでした。
さて、ゴンズイですが、鋭い目…こんな風に思った事は一度もなくて、赤い実に黒い種が何だか可愛らしい、と私は感じていました。
まぁ、私は元より感性も鈍ければ思考も単純なのであまり深くは考えることもなく、季節になったら実が赤くなってそろそろ黒い種が見れるかな…くらいの感覚で今まで写真を撮ってました。
今度は見方を変えて撮ってみたい、と思いましたが、今まで写真撮るのにお世話になっていた木が先日行ったら見当たらなくなってまして…。
あの木は何処に消えたのか、何か病気になって処分されてしまったのか…。
いずれまた違うゴンズイさんに会えたらしかと鋭い目と目を合わせて写真を撮らせていただきます。
読者登録ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
(みん花ネーム:*みや*→なずな にしました)
そう、僕の木の方はみん花で知りました(^^ゞ
思い出すのは、tamuraさん。たくさんの画像をUPされ、一枚一枚の表情がそれぞれ面白く、腹抱えたこと覚えてます。
なっ、なんて、また昔話(笑) そう、もうあそこは昔話の範疇になっちゃったのですね(-_- )シミジミ
はい~、存じ上げておりました。過去問じゃなかった、なずな さんがご投稿された写真の過去のコメントを拝見して、あっ、*ミヤ* さんだって!
え~っと、ブログ話、ちょっと盛ってます。盛り過ぎかな(^^ゞ こちらだと、写真貼るだけではなんかなぁ~、なんて思っちゃいますので、ストーリー考えるの大変(-_-;)
こちらでは、こんな感じでボチボチ続けていきます。よろしくお願いしますm(_ _)m
こうしてスライドショーで切り替えて見ると
こうなってたのかとよく分かりました。
こうした自然はできることなら残しておきたいですね。
yosshyさん、ご無沙汰ばかりで恐縮です_(._.)_
残したい、そう思うことが大事なんですね。だけど、なかなか思うようには運ばない。街中には櫛の歯が欠けたように空き家が発生しているというのに、昨日まで確かにあった林や森が消えていく。そして、そこには新しい住宅地が・・・。
こんな風にブラ散歩していると、そんな´街の形´の変遷までもが見えるんですね。
あ~、そう言えば、みん花の亜樹 さんもそんなこと仰ってたなぁ~、そんなこと思い出しました。
近くで見るとホント眼に見えるのですね~!
皆生きるのに必死に考えているんだなぁ~と思わされました。
私も日々を大切に生きなくっちゃ!(*´ω`*)
たまたま目にすることができた伐採と再生。自然、植物のしたたかさを感じました。林が林としてそこにある。なんの不思議さも感じませんでした。
しかし、日頃見慣れた光景も、ここに行きつくまでにはかなりな日月を要しているということなのでしょうか。
仰る通り、植物に負けてはいられませんね( `ー´)ノ
そう、いろいろな表情を見ることができますよ。木の実界の百面相かも(笑)