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スノーシューと動物の足跡

2013年03月06日 | 集落

3月に入って秋田は猛吹雪、新幹線こまちの脱線などと天気が荒れた。今日は全国的に好天という。また里山探索に出かける。前回の動物の足跡をもう少し観察してみたいと考えたからだ。驚いた。あのカジカ沢の土留工脇の足跡、これは何をしたあとだろう。何匹の共演だろう。「キツネ」だろうか、「ヤマウサギ」らしいのもある。しかし、時間がずれたのか。おびただしい。尿らしいあともあるが、「キツネ」が「ヤマウサギ」を襲ったあとではなさそうだ。
いくらか傾斜になっていたから滑って遊んだかなどと冗談を言ってみたがそんなはずはない。
集団でとなれば「タヌキ」や「ムジナ」かもしれない。

近づきてみるとおびただしい。一方通行でもないだろうが渋滞したのか。

おなじ足あとを何匹も歩いたと言えばそれまでだが、せいぜい1m半ほどの幅で二本の足跡、今まで見たことなかったことで何か儲けた気分になった。前回の写真でのスキシップの土留工の上に登ってみた。あれから一ケ月、天気は大荒れで両端が成長し完全にくっついていた。この角度からのふくよかな写真も又おしろい。上部が結ばれたので動物たちは安心しながら渡った跡だ。前回は足跡はなかった。跳ねれば簡単かもしれなかったが、動物達は普通はそんな渡り方はしないのだろう。

しばらく杉林を歩くと前方に雪の塊をかぶった杉にぶつかった。

自然は人の手では絶対造れないだろうと思う形をつくりあげる。高さは1.2m幅が1.5mはありそうだ。約2㎥重量は1tは超えそうだ。林の中にはあまり足跡は見られない。林を過ぎると大きな足跡。大人の足跡みたいだ。2.3日前のものだろう。はじめは人が歩いたのかと思ったがどうやら違う。「カモシカ」だろうか。ともかくいままでのものと違って大きい。

この足跡は雪の上から出ている杉にほとんど立ち止まった跡がある。食べ物探してだろうが杉の葉はどうにもならない。八坂神社の後背地の河鹿沢、天王、坪漆、切り崖をエリヤに「カモシカ」が数年前から棲みついていた。今も健在らしい。


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