我家に小さな池が二つある。一つはこの家が建った頃からあった。集落のほとんどの家にため池があった。これは火災への対策のためだった。新しく平成9年に坪庭に一坪半ほどの池を造った。今から17年前だ。500k前後の石組の池だ。G氏に委託したら重機を持って来た。2日がかりの作業になった。周りは石組とし、中の50k程の石を中島として配置したらコケと雑草が定着してきた。平成15年頃、雑草を除去しマイズルソウとフウチソウ等を植えたら坪池らしい姿になってきた。
この池の主は「イボガエル」、「金魚」、「アメンボ」、「イトトンボ」だ。そしていつの頃からか毎年「シオカラトンボ」が生まれる。今年も見事な「シオカラトンボ」が誕生した。羽化して何日目だろうか毎年誕生の「シオカラトンボ」今日出合う。池の淵のトクサで休んでいたのをうまく撮れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/47/204936268316a32df1c91011d2940816.jpg)
シオカラトンボ 2014.7.6 自宅坪庭
小さな池に金魚が棲みついた。池が大雪に覆われても生存。この金魚をみるとよほどこの場所が気に入ったのか棲みついて約10年近くになる。小さな池のためか金魚が増えると淘汰されるのか総数で10匹以上にはならない。トクサで休む「シオカラトンボ」は近づくとすぐに飛び立ち、モミジの新枝に止まった。金魚と一緒になった。「シオカラトンボ」と金魚は同じ池で会話していたのかもしれない。石組みの間に植えたユキノシタが花盛りだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/43/fd8a0c7ae4cdc27aa1ad514b8b955730.jpg)
シオカラトンボと金魚 2014.7.6 自宅坪庭
今年はいつも年と違うところがある。「イボガエル」がのあの賑やかな鳴き声が極端に少ない。いつもの年よりカエルの姿が少ないのはなぜなのだろう。やっと一匹カメラに収まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/c4/b8017c2a0ac07162be0efe59779e3bd7.jpg)
石ゴケのイボガエル1 坪庭 2014.7.13
過去記事 「イボガエルと地震」2008-07-04、「続イボガエルと地震」2008-07-07がある。全文掲載する。
イボガエルと地震
「我が家の居間から3メートルばかり離れた所に小さな池がある。7㎡位の溜池だ。その池に金魚や鯉など放していたが、この冬の雪でほとんどいなくなってしまった。池の主が自分たちだけになったのか、今年のツチガエル、別の名イボガエルの鳴き声は凄かった。
3メートル側の窓際のテレビの音声が聞こえないくらい邪魔な鳴き声に辟易していた。 それが岩手・宮城内陸地震の2日ほど前からピタッと鳴き声がきこえなくなった。 テレビの音が聞こえないくらいの賑やかな鳴き声が消えて、2日ほどしたらあの地震。
今月6月14日の地震。震源地から直線距離で、約50kほどしか離れていない当地の震度は5強と発表され、さすが揺れはかなりのものであった。 家のきしむ不気味な音と揺れの中で、この小さな池もたちまち濁ってしまった。
鳴きやんでしまった「イボガエル」。 まだまだ余震が続くからなのだろうか。
やっと鳴き声が聞え出したのが、地震発生から10日もたってからだったが、鳴き声が地震前より弱い。ときたま思い出したように鳴き声聞こえるが、続く気配がない。そして7月。「イボガエル」の鳴かない日は決まって余震がある。 今日は7月4日 昼頃、余震があった。 今晩もあのにぎやかな鳴き声はないのだろうか。
続イボガエルと地震 2008-07-07
「時たま鳴きだしたと思えばピタッととまる ツチガエル(イボガエル)。 体長3cm-5cmほどで、メスの方がオスより大きい。背中には大小のいぼ状突起がたくさん並び、各地で「イボガエル」という方言で呼ばれているらしい。このカエルには独特のいやな臭がある。 当地ではカエルのことを「ビッキ」と言う。いやな臭いから「クソビッキ」といわれている。
このビッキは面白い習性がある。オタマジャクシの一部が越冬するのだ。降雪の前、池のごみ上げなどをすると数匹ごみと一緒にあらわれる。そして、越冬した幼生(オタマジャクシ)は翌年大型のカエルになり、尾まで含めた全長が7~8cmに達するものもいる。小生宅の溜池は二か所あって、何年前からか世代を交代し「クソビッキ」の棲みかとなっている。水辺の石などで地上生活をし、おもに小さな昆虫類を捕食する。繁殖期は5月-9月で、オスが鳴いてメスを誘うのだそうだ。
「グエェー グエェー」「グエェー グエェー」
「グウゥ グウゥ」「グエェー」
と鳴き声が多才。
人が近づくとあわてて池に飛び込む。 あの松尾芭蕉の有名な
古池や かわずとびこむ 水の音
かわずとはこのツチガエルではないかと言われているのも頷ける。
一つの池どうしでの掛け合いの合唱なのか、せいぜい20メートル位しか離れていない溜池でうるさいくらいの競演は地震の後、ずっとすくなくなってしまった。6月14日の岩手・宮城内陸地震前までの鳴き声には戻っていないが、今晩の溜池の合唱は快調だ。そろそろ、余震も終わりなのだろうか。 昨日は体に感じる余震が2回ほどあったが今日は気付かなかった」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1f/a53be81824479a124b790a9c2036b91a.jpg)
石ゴケのイボガエル2 坪庭 2014.7.13
過去記事「イボガエルと地震」、「続イボガエルと地震」を再掲示した。しかし、今年は違う。「イボガエル」がほとんど鳴かない、鳴いても弱い声だ。イボガエルの数が少ないように思う。かつてテレビの音も聞こえないくらい賑やかな池の方はイボガエルから別のカエルになった。トノサマガエルだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/18/2029e016a08f77fdaa87617c77af6f25.jpg)
トノサマガエル? 2014.7.17
小さなため池は我家の二つと道路を挟んで隣家のため池と約20m間隔に3ツがほぼ一直線に並んでいる。最盛期はこの3ツの池の「イボガエル」の合唱になった。夕方から朝まで休みなく賑やかさに辟易した。それが今年は静かなのだ。雨の少ないカラ梅雨気味のせいなのか。あるいは岩手・宮城内陸地震の時あったように何か異変の前兆なのかは今の処わからない。
この池の主は「イボガエル」、「金魚」、「アメンボ」、「イトトンボ」だ。そしていつの頃からか毎年「シオカラトンボ」が生まれる。今年も見事な「シオカラトンボ」が誕生した。羽化して何日目だろうか毎年誕生の「シオカラトンボ」今日出合う。池の淵のトクサで休んでいたのをうまく撮れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/47/204936268316a32df1c91011d2940816.jpg)
シオカラトンボ 2014.7.6 自宅坪庭
小さな池に金魚が棲みついた。池が大雪に覆われても生存。この金魚をみるとよほどこの場所が気に入ったのか棲みついて約10年近くになる。小さな池のためか金魚が増えると淘汰されるのか総数で10匹以上にはならない。トクサで休む「シオカラトンボ」は近づくとすぐに飛び立ち、モミジの新枝に止まった。金魚と一緒になった。「シオカラトンボ」と金魚は同じ池で会話していたのかもしれない。石組みの間に植えたユキノシタが花盛りだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/43/fd8a0c7ae4cdc27aa1ad514b8b955730.jpg)
シオカラトンボと金魚 2014.7.6 自宅坪庭
今年はいつも年と違うところがある。「イボガエル」がのあの賑やかな鳴き声が極端に少ない。いつもの年よりカエルの姿が少ないのはなぜなのだろう。やっと一匹カメラに収まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/c4/b8017c2a0ac07162be0efe59779e3bd7.jpg)
石ゴケのイボガエル1 坪庭 2014.7.13
過去記事 「イボガエルと地震」2008-07-04、「続イボガエルと地震」2008-07-07がある。全文掲載する。
イボガエルと地震
「我が家の居間から3メートルばかり離れた所に小さな池がある。7㎡位の溜池だ。その池に金魚や鯉など放していたが、この冬の雪でほとんどいなくなってしまった。池の主が自分たちだけになったのか、今年のツチガエル、別の名イボガエルの鳴き声は凄かった。
3メートル側の窓際のテレビの音声が聞こえないくらい邪魔な鳴き声に辟易していた。 それが岩手・宮城内陸地震の2日ほど前からピタッと鳴き声がきこえなくなった。 テレビの音が聞こえないくらいの賑やかな鳴き声が消えて、2日ほどしたらあの地震。
今月6月14日の地震。震源地から直線距離で、約50kほどしか離れていない当地の震度は5強と発表され、さすが揺れはかなりのものであった。 家のきしむ不気味な音と揺れの中で、この小さな池もたちまち濁ってしまった。
鳴きやんでしまった「イボガエル」。 まだまだ余震が続くからなのだろうか。
やっと鳴き声が聞え出したのが、地震発生から10日もたってからだったが、鳴き声が地震前より弱い。ときたま思い出したように鳴き声聞こえるが、続く気配がない。そして7月。「イボガエル」の鳴かない日は決まって余震がある。 今日は7月4日 昼頃、余震があった。 今晩もあのにぎやかな鳴き声はないのだろうか。
続イボガエルと地震 2008-07-07
「時たま鳴きだしたと思えばピタッととまる ツチガエル(イボガエル)。 体長3cm-5cmほどで、メスの方がオスより大きい。背中には大小のいぼ状突起がたくさん並び、各地で「イボガエル」という方言で呼ばれているらしい。このカエルには独特のいやな臭がある。 当地ではカエルのことを「ビッキ」と言う。いやな臭いから「クソビッキ」といわれている。
このビッキは面白い習性がある。オタマジャクシの一部が越冬するのだ。降雪の前、池のごみ上げなどをすると数匹ごみと一緒にあらわれる。そして、越冬した幼生(オタマジャクシ)は翌年大型のカエルになり、尾まで含めた全長が7~8cmに達するものもいる。小生宅の溜池は二か所あって、何年前からか世代を交代し「クソビッキ」の棲みかとなっている。水辺の石などで地上生活をし、おもに小さな昆虫類を捕食する。繁殖期は5月-9月で、オスが鳴いてメスを誘うのだそうだ。
「グエェー グエェー」「グエェー グエェー」
「グウゥ グウゥ」「グエェー」
と鳴き声が多才。
人が近づくとあわてて池に飛び込む。 あの松尾芭蕉の有名な
古池や かわずとびこむ 水の音
かわずとはこのツチガエルではないかと言われているのも頷ける。
一つの池どうしでの掛け合いの合唱なのか、せいぜい20メートル位しか離れていない溜池でうるさいくらいの競演は地震の後、ずっとすくなくなってしまった。6月14日の岩手・宮城内陸地震前までの鳴き声には戻っていないが、今晩の溜池の合唱は快調だ。そろそろ、余震も終わりなのだろうか。 昨日は体に感じる余震が2回ほどあったが今日は気付かなかった」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1f/a53be81824479a124b790a9c2036b91a.jpg)
石ゴケのイボガエル2 坪庭 2014.7.13
過去記事「イボガエルと地震」、「続イボガエルと地震」を再掲示した。しかし、今年は違う。「イボガエル」がほとんど鳴かない、鳴いても弱い声だ。イボガエルの数が少ないように思う。かつてテレビの音も聞こえないくらい賑やかな池の方はイボガエルから別のカエルになった。トノサマガエルだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/18/2029e016a08f77fdaa87617c77af6f25.jpg)
トノサマガエル? 2014.7.17
小さなため池は我家の二つと道路を挟んで隣家のため池と約20m間隔に3ツがほぼ一直線に並んでいる。最盛期はこの3ツの池の「イボガエル」の合唱になった。夕方から朝まで休みなく賑やかさに辟易した。それが今年は静かなのだ。雨の少ないカラ梅雨気味のせいなのか。あるいは岩手・宮城内陸地震の時あったように何か異変の前兆なのかは今の処わからない。
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