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雪の足跡とスズメ

2015年01月08日 | 地域

各地で大雪が報道されているが、当地方は4年続いた豪雪から一転、比較的静かな年の瀬を迎え、新年になっている。昨年は大雪で、正月早々菩提寺神応寺の雪下ろしが行われてた。この冬は暮の12月3日から連日雪降りとなり、とうとう消えることもなく根雪となった。5年連続の大雪にを予感される雪にほとんどの家で正月前に屋根の雪下ろしを終えた。

しかし、例年より気温が高く推移し屋根の雪下ろしも穏やかな天候だった。好天の日一日がかりで車庫、作業舎を終え二日目には住宅の雪下ろしをした。各地で雪下ろしで転落事故が報道されている。天気が良いと屋根の凍りが解けすべりやすいので必要以上の注意が要求される。やっとのことで屋根の上部へたどりつく。下を見たら隣の畑にキツネらしい足跡。朝の太陽の光できれいに見える。数年前までは500mほど離れた草地にキツネの一家が棲みついていたが、家の周りで足跡を見るのはしばらくぶりだ。エサを探して家々を回っているらしい。昨年にぎやかだった家の下のアナグマは今年の冬は他の場所へ移ったらしい。この冬初めての動物の足跡。


キツネの足跡 2014.12.29

いつもの年より暖冬気味の正月、昨年は柿の当たり年のせいか隣家の柿はまだゆっさりと枝から落ちないでいる。カラスやカケスの他にヤマガラ、シジュウガラも時々やってくる。いつもの冷え込みが緩いせいか当分落ちそうにない。


柿の実 2015.1.4

ブログで一昨年2013.12.21「野鳥もスズメも消えた庭」、2014.7.29「帰ってきたスズメとサンクチュアリモドキ」を書いた。この秋雪囲いの際、野鳥のエサ台を屋根の軒元によせておいたらこの冬も来るようになった。朝玄関前の除雪に出ると屋根や電線に数羽で待っている。作業後のクズ米を待っているのだ。雪が降らず除雪作業の無い日は、屋根越しの居間の窓際に催促にくるようになった。


スズメ 2015.1.5

スズメは屋根や電線に止まり視ている。エサ台から少し離れると待っていたように群れでやってくる。まだ警戒心が強く視線が合うと飛び立ってしまう。下の写真は約5m離れたところからやっと撮れた。それも車庫のシャッターを少し上げ、下から望遠レンズでも微かなシャッターの音が気になるらしくすぐに飛び立った。人の気配が無くなるとすぐにやってくる。それでも雪のない時期から約一ケ月、日増しにスズメとの距離は近くなってきた。



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1 コメント

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こんにちは (どんぐり)
2015-01-14 08:51:07
初めまして、ハンドルネーム『どんぐり』と申します。
『かじかざわさん』と、お読みしてよろしいでしょうか?
注目記事の欄から、かじかざわさんの記事に訪問させて頂きました。
記事を拝見させて頂き、野生の生き物に対する愛情の
深さ感じました。
他の野鳥と比べると、スズメは特に警戒心が強いですね。
そのぶん、賢く『この人は大丈夫信頼できる』と、みると
かなり近くまで寄ってきてくれます。
画像の中でスズメが安心してエサをついばんでる様がよくわかります。
エサ台のあづまやもステキですね。

わたくしも、家で飼っている小鳥の粒エサを、時々
スズメ達にあげてますが、喜んで至近距離まで
飛んで来ますが、それ以上は近づいてきません。
小さな命に身についてる本能なのでしょうか……。
こちらでは、スズメ、ヒヨドリ以外あまり野鳥を見かけません。
これからの画像も楽しみお邪魔させて頂きます。
どうぞよろしくお願いします。
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