男女倉口(おめくらくち)
和田峠の江戸側の登り口
標高は1100m
和田古峠の頂上が1600m
標高差は500m
さあ、ここから500m和田古峠を目指して
登ります
三十三体観音
かつて峠の熊野権現社の前に並んでいた
石仏をここに安置したもの
江戸口は、緩やかな登り道
林間をゆっくり歩きます
沢を流れる川のせせらぎを聞きながら
こんな可愛らしいお花を見ながらです
しばらく、林間を歩くと国道に
でました
永代人馬施行所
江戸の豪商が中山道の旅人の難儀を
助けようと幕府に寄付
旅人に粥
人馬に煮麦を施したところ
冷たい湧き水もあり
タオルを冷やしました
湧き水のご接待をいただきました
疲れて、熱った体には気持ち良かったです
国道とは別れて
再び峠道を歩きます
石畳の道などもあり
急な坂道などもあったり
クマ出没の看板などもあったり
で・・・
東餅屋一里塚
江戸から52番目
左側の塚だけ現存していました
東餅屋
力餅を食べさせる茶屋が5軒
幕府の援助を得て設置されていたところ
幕末には大名の休息のため
茶屋本陣もおかれていたそうです
峠越えには、力餅食べて
力をつけなくちゃね
今はなんもなかったので
持参の水分補給だけです
和田古峠
和田村と下諏訪町の境にある峠
標高1600m
中山道最高地点にて最大の難所とも言われる
美ヶ原から車山高原に続くビーナスラインと交差する
場所でもある
中山道最高地点で
やれやれの休憩です
権現山は雲をかぶり
全景を見ることはできませんでした
さて、
京口に向かって
峠を下ります
峠の頂上から下り始めるとすぐに
急な下り坂・・・
道幅も狭く滑りやすいです
慎重に・・・
慎重に・・・
途中
水飲み場などもありました
京口から登ってくるのは
かなりきついと思いました
石小屋跡
風雪時に人馬の待避所や荷置き場に
使っていたところ
今は石垣の一部が残っています
添乗員さんに背負われているのは
ツアー参加の方です
もう足が上がらない・・・
自力で峠を下ることできなかったのです
この方、ゆるい江戸口を登り始めて
三分の一も歩かないうちから
列から離れてしまいました
列から離れそうな方やご年配の方は
講師の先生のすぐ後ろを歩いていただきます
列から大きく離れて行かないからです
ところが、この方、ダメなんですわ
先生について行けないのよ
ってか、
ちょっとの板のかかった橋とか
岩場とかは
止まってしまうのよ
渡れないの・・・
5人グループでの参加だったのですが
お仲間の一人が
手を引いてあげないと
脚が前に出ないのよ・・・
先生との距離はどんどん開いちゃうし・・・
この方の後ろを歩く私達は
超~~
のんびりペースです
自分のペースより早い歩きも疲れますが
異常に遅いペースについて行く歩きも
変な所に力を入れなくてはならず
疲れます
なんとか、和田峠、頂上までは行けましたが
急な下り坂の続く
京口に向かうのは
ほんと、1歩・・・1歩・・・よぉ~~
ここに次の足乗せて
次の足はここに乗せてぇ~~
って、感じ・・・
リュクサックは講師の先生が
ご自分リュックと
この方のリュックと2個
背負ってる・・・
正直、講師の先生も今回は
高齢の方で
自分の事で精一杯だったと思う
私ね
あんまり、いい人じゃないのよ
イライラしてきちゃって・・・
この峠越えって
弱い人を助け合いながら
皆で一緒に苦しみを乗り越えましょうっていう
小学生の学習的な意味のある峠越では
ないじゃない・・・
皆さん、街道を完歩したいっていう
意思や目標を持って歩いているわけで・・・
イライラしてたのは
私だけじゃなかったみたいで
皆さん、いろいろなこと言い出しちゃって
この方、残して私達は先に進み
この方は
バスに迎えに来てもらいましょう・・・とか
添乗員さん
「こんな山の中に一人で残してゆくなんてできません」
って、声を荒げてる
さすがに、それはできないとして・・・
他に方法は・・・
添乗員さんとこの方のお二人で
ゆっくりと・・・って事
ダメなの・・・
結局、添乗員さんが背負うことに
これも大変よ
見ているだけで疲れちゃう
何度も休憩を取りながら
西餅屋後まで降りてきました
この日の行程終了地点は、
まだまだ先
50分くらい歩かなくてはならないらしい
もはや、この日の行程は
先にすすめません
この地点で
時間も1時間くらい遅れています
先で待つバスに連絡をとらなくては
ならないのに
添乗員さんの携帯がバスのドライバーさんに
圏外でつながらないって
知床遊覧船状態です
添乗員さん
あっちこっち場所を移動しつつ
電波のつながるところを捜し
やっと東京の旅行会社につながり
会社からドライバーさんに連絡をとってもらいました
東海道も
半分以上歩いた中山道も
予定の行程を歩き終わらなかったのは
この日が初めてでした
なんかさぁ~~
今までこんなことなかったから
考えたこともなかったけど
携帯がつながらないって
もし、転んだりとかして
骨折とか捻挫とかしたら
どうするん・・・
添乗員さんに背負ってもらうん???
添乗員さんだっていつも男性じゃないし
これは1度
旅行会社に確認しなくちゃかなぁ~~
列から遅れてしまった方が
いたら、早めに離団を勧めて
ほしかったですね
今回だって、何度も国道に接することが
あったのだから
そこにバスで迎えに来てもらうとか
タクシーを呼ぶとかの
チャンスはあったんです
まあ終わってからの感想ですが・・・
和田峠越
楽しみだったけど
イライラしちゃうし
自分のいじわる心ってか
優しくない心を知ってしまうし
楽しくない峠越となりました
中山道・・・
塩尻峠に鳥居峠まだまだ峠越があります
楽しみに進んで行かなくちゃ
寄せ集め集団の問題点が浮き彫りですよね。
事前に脚力や体調テストがあるわけでもないですし、そういう問題も起こるわけですね。
山の中を歩く以上、やっぱり携帯はいつも繋がっていてもらわないと。それから離脱の判断基準が事前に説明されてるといいですね。
かかあさんはモヤモヤ体験でしたが、ある程度の脚力がないとハイキングツアーも行けないのねと、勉強になりましたので私には有意義でしたよ。
峠越えは、どこの峠でも大変な事です。
添乗員の方は、自分のツアーから脱落者を出したくないと考えているようです。
以前、私共も夫婦で参加しておりましたが、連れ合いが足が痛くて歩けなくなった時、「私のツアーから脱落者はありえません」と言って、タクシーを呼んでここでやめる事を拒みました。
ゆっくり行きますからなんて言いながら、一向にペースは落としませんでした。
東海道ですから、タクシーはどこでも呼べたのに、最後まで歩かされて、連れ合いは、以後参加しませんでした。箱根駅伝で有名な権太坂でした。
それでツアー会社を変えました。
イライラするのすごく分かります。人様に迷惑をかけるかもしれないなら私は絶対参加しません💦
途中で体調が悪くなったり怪我をしたとかなら仕方ないと思いますが、標高差500mですよね、その方の参加は無謀だと思います。
背負ってまで離脱させないのは驚きです。添乗員の方すごいですね😅
すみません!
街道歩きの後は、ツアー会社から、
アンケート用紙を渡されます。
今回は、すぐには渡さずに持ち帰りました
そうそう!
さおぺんさんの言う通り
離脱の判断基準ってもんが
会社にあるのかどうか、知りたい所です。
このアンケート!
私は毎回
細々と書いてきますので、
クレーマーおばさんになってるかも!
でも、より良いツアーになってもらうために、参加者の意見は、大事よねぇ
こんにちは!
旅は道連れさんも、
嫌な体験をなさったのですね!
添乗員さんの事情なんでしょうか
でも、添乗員さんの背負ってまで、
歩き通させようとする事に
疑問を感じました。
今回は、アンケートでいろいろ
クラツーに
聞いてみようと思いました。
こんにちは😃
なんだかねぇ〜
脱落者出すなって、会社から言われているのですかねぇ
歩きとおす事も
大事だけど、他のツアーの方に迷惑をかけるのはダメよねぇ〜
いろいろ考えさせられる回でした。
でも、強烈な思い出にもなるんですかねぇ
かかあ殿下さん。今晩は。
和田峠、お疲れ様です。
和田峠を越えられて充実した気分に浸れるハズが違った印象となってしまいましたね。
私が思うに。
背負われた人。自分の体調を考えバスに迎えに来て貰うよう添乗員に申し出るべきだったと思います。
旧中山道の和田峠。何箇所か国道とクロスするところが有りましたので拾って貰うことが出来たでしょう。
自分のコンディションが悪くなると皆に迷惑をかける。その事を理解すべきです。
和田峠は江戸側と京側では状態が異なりました。
和田峠を歩いた時、天狗党の隊列が峠から下ってきました。そんな水戸浪士を高島藩士と松本藩士が迎え撃ちました。亡くなった浪士の墓が有りましたが、かかあさん達は見れなかったのでは?
可愛い花と有りますが、あれはクリンソウです。お寺の5重の塔や3重の塔の先。あれに似ているのでクリンソウと呼ばれています。天然物に会えてラッキーでしたね。
かかあ殿下さん。とは逆コースとなりますが、私が歩いたブログ。見てください。
https://ameblo.jp/k-ozisan/entry-12718695281.html?frm=theme
これから先。鳥居峠は少々、山登りのようになりますが、和田峠を踏破できたので大丈夫です。
塩尻峠はそれよりも楽です。
塩尻峠を越える時、本棟造りの家と言う、立派な家屋が並んでいます。鬼瓦の位置に雀おどしとか雀踊り言う棟飾が載っています。
長々と拙文失礼しました。
お気を付けて街道歩きを続けてください。
頂きました
東下りですね
私も歩いた宿場なので
懐かしく読ませていただきました
私は塩尻峠と鳥居峠が残っています
頑張ります