雷とからっ風 義理人情! 上州かあちゃんの毎日

赤城おろしの冷たいからっ風にも、日本一暑い夏の日にもめげず
頑張る上州かあちゃんの日記です

奈良井宿に泊まってみました

2022-11-26 17:53:16 | 中山道
11月13日
藪原宿の村民センターでこの日のゴールを迎え
 
12:30~13:40まで
遅めの昼食を取って
 
14時には
塩尻駅で現地集合の方は解散となりました
 
新宿駅集合の方々は
ここからバスで4時間位かかると思うのですが
帰って行きました
 
私はこの日、奈良井宿の旅籠「伊勢屋さん」
宿泊の予約を入れておきました
 
なので、塩尻駅から中央本線中津川行の
各駅停車の電車に乗って
奈良井駅に向かいました
 
15:06 塩尻駅乗車
 
街道歩きで歩いた洗馬・贄川・木曽平沢などの駅を
通って奈良井駅に着きました
乗車時間は20分弱です
3日間歩いた街道を戻った感じです
 
 
15:35分、奈良井駅着
 
奈良井駅にはこの日鳥居峠で出会った
軽装の外国の方々がたくさんいました
 
峠を越えて奈良井宿で1泊するのかと
思っていましたが
列車に乗ってどこかに帰るようです
 
中央線で東京の方に帰るのやら
長野の方に帰るのやら
とにかくみなさんずぶぬれで
お気の毒でした
 
やはりトレッキングとはいえ
山歩きはしっかりとした準備が必要ですね


宿場内は雨も降っていましたし
時間も16時でしたので
人はあまりいませんでした
前日に歩いた宿場の様子とは違っていました




この画像は
前日の街道歩きツアーの自由時間の時に撮ったものです
前日も夕暮れ時でしたので
あまり多くの人はいませんでした
 


この日のお宿は
伊勢屋さんです
 
奈良井宿の脇本陣兼下問屋をつとめていたところで
今は民宿を営んでいます
 
NHKの新日本紀行という番組で
木曽路の放送があったときに
このお宿が紹介されていました
 
昔の町屋の面影を残す建物で
間口が狭く奥行きの深い建物です
 
 
中に入るとすぐに階段が・・・
ここを上がると母屋の客間になっているようです
 
 

天井も高いです

 
江戸時代は下問屋だったとの事で
ここに馬などがつながれていたそうです



さらに中庭を抜けて



さらにこの奥に
 
 
この日の私のお部屋が
ありました
ごくごく普通の和室でした
 
 
お風呂は共同でしたが
誰もいなくて綺麗で
ゆっくり入浴出来ました

 
洗面所は部屋の前です
街道からのたたずまいは江戸時代そのものですが
中は宿泊するのにまったく不便を感じない
現代の設備でしたよ

 
食事はこのお部屋で
皆さんと一緒にです
この画像は朝食時の物です

 
お客さんは3組・・・
私はおひとり様ですが
後の2組は外国の方
 
一組はアジア系のご家族のかた
もう一組はアメリカからのご婦人3人組
 


英語喋れませんが、
マスクケースで、折り鶴折って
プレゼントからの
国際交流ってか?
 
旅の恥はかき捨てじゃ〜い
って、
私は旅に出ていなくても
いつも恥かいてます笑笑
 


食事は
きのこの盛り合わせ
地元野菜の煮物
信州サーモンのお造り
塩尻名物山賊焼
ぶっかけとろろ蕎麦などなど
 
地元の美味しい食材での
夕食でした。
 
信州産虹鱒の唐揚げが甘辛タレで
激うまだった。
 
おかみさんの話では、
タレは、継ぎ足しの長く使っているものだと
言ってました。
 
食堂には、
2020年に改築の時
屋根裏から出てきた古文書が
展示されていました。
 
例幣使の方々が宿泊したと
書いてあるそうです。
おかみさんが説明してくれました



江戸時代の旅人になった気分で
ゆっくりと休む事ができました。
 
夜が明けて、明るくなってからの
お宿です
 
 
奥行きのある長い廊下・・・

 
夜はあまり良く見えなかったけど
中庭も綺麗です。

 
街道からは、この庭が建物の中にあるなんて、
想像できません
 


さて、早朝の奈良井宿に繰り出します。
前日の夜は雨でしたが
この日は晴天よぉ~~
 
 


鳥居峠の上がり口にある鎮神社が京側の宿場の端です
 
 
神社の境内からの奈良井宿です

 
鎮神社から鍵の手あたりのこの町並みは
朝ドラの「おひさま」の撮影で使われたそうです

 
街道歩きのツアーで夕飯を食べた
徳利屋さん
 
江戸時代は旅籠でした
島崎藤村はここに泊まって
夜明け前の1部分を執筆したそうです
 


奈良井宿には6か所に水場があります
山から湧き出る水は飲料水や生活用水として
大切にされているそうです
 

どこから眺めても絵になる景色で
画像を選ぶの難しいです
撮ってきた写真全部載せたいわ・・・
 

 
こちらの油屋さんという
旅篭も今でも泊ることできますが
1日1組様との事
予約とるの難しいと思う

 
1キロにわたる町並みが昔のまま残る奈良井宿は
日本最長の宿場だそうです
 
そんでここで生活をしている方々がいらっつしゃるのですよ
お土産屋さんなども多いのですが
 
こんな風に野菜が干してあったり
柿が干してあったりするんです
 
早朝の宿場では、ここで生活する方々が
家の前を掃き掃除してました
 
「おはようございます」と会話を交わしました
こんなことは宿泊をしなければ経験できないことです
 

 
前日の夜
遅くまで開いていた
お土産屋さんのおばちゃんが
 
お茶飲んで行け
芋食べて行け・・・って
 
昔から知り合いだったおばちゃんみたいに
フレンドリーなのはなぜになの・・・
 
 
このおばちゃんのお店
翌日も行っちゃった・・・
 
「旦那さんによろしくね」
なんて前夜におしゃべりした父ちゃん話も
覚えていてくれたみたい

 
早朝の奈良井宿をひとりじめです

 
奈良井川沿いになだらかに街道を下った所
宿の江戸側の入り口近くに
杉の並ぶ古道があります
 
この道は中山道があった当時のままとの事
江戸時代の旅人の姿が想像できます
 
 
木曽の大橋
 
樹齢300年以上の木曽檜づくり
 

 
橋脚のない橋としては
有数の大きさだって・・・

 
11:26
奈良井宿を後に
塩尻駅に向かいました
 
11:26分の電車に乗らないと
次の電車まで2時間待ちです

 
伊勢屋さんの宿泊予約は来年の4月まで
満室でした
 
今回ダメ元で
ツアーの終了する11月13日に
キャンセル待ちで予約を入れておきました
 
ラッキーなことに
外国のお客様のキャンセルがあったとの事で
泊ることができました
 
この日に泊まれるとは思っていなかったので
4月にも予約を入れてあります
 
念願の旅籠に泊まれたので
4月はキャンセルしても
よいのですが2人分で予約しましたので
三郎か花子を誘って
また春の奈良井宿を楽しもうかなぁ~~と
思っています
 
今回の旅籠宿泊を街道歩き友に話したら
「奈良井宿なら2時間もあれば十分に楽しめるわよ」
って言ってました
 
確かに・確かに
観光で町並みを見てお土産を買うくらいなら
2時間で充分なのでしょうが
 
私は宿場町の旅籠に1度
泊ってみたかったのです
 
東海道・中山道と歩いてきましたが
ツアーでは宿場に泊まることはできません
大人数ですし、ツアーの予算では無理です
 
そもそも、旅籠が残っていて
今も営業している所なんて
数えるほどしかないんです
 
しかも
宿場の町並みが残る奈良井宿の
旅篭に泊まれるなんて
これは魅力的なことでした
 
京側から来た人
江戸側から来た人が
旅篭で情報交換をする・・・
 
今みたいにSNSで瞬時に情報を得ることの
出来ない時代に
このお宿でどんな会話が繰り広げられていたのかと
想像するとなんだかわくわくしちゃった
 
京側から鳥居峠を越えてきた人は
その大変さをこれから超える
江戸側から来た
旅人に語っていたんだろうね
 
峠越えは大変だから
変えのわらじをしっかり持つんだよぉ~~
とかね・・・
 
初めての旅籠泊まり
貴重な体験でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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4 コメント

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Unknown (たいぴろ)
2022-11-26 18:24:28
良いなあ〜、私も旅籠に泊まってみたいです。そんな経験一度もありません。
こじんまりした旅館で初めての人とも仲良くなれるって良いですねー。
1人で泊まると言うのが独身時代以来無し,泊まりで一人旅できる様になったらこんな宿に行きたいです。
妻籠馬籠はありますが奈良井宿って行った事ありません。良い場所ですね、まずは日帰りで行きたいな。
返信する
Unknown (kakadenka1023)
2022-11-26 19:03:39
たいぴろさん!こんばんは!
妻籠・馬籠も良い宿場でしたが、
距離が短くあっという間に宿場が
終わってしまいましたね。
観光地というイメージでした。

奈良井宿は、1キロこんな感じの街並みが続き、そこで生活をしている感じがとても良かったです。
中央線に乗れば、たいぴろさんの所からも
日帰り可能かと思います。
お勧めです。
是非是非行ってみて下さい。
街並み散策なら
2時間もあれば、充分です。
薮原駅から鳥居峠を越えても
良いと思います。
返信する
Unknown (ame)
2022-11-26 19:37:03
おかかさま

こんばんは~\(^o^)/
奈良井宿での旅籠のお泊り
お一人でも十分に満喫されたようですね。しかも、お友達になる発想がお上手ですね。これまでの中山道完歩されたご経験が様々なところで生きているのでしょうね👍
本当に素敵な宿場町と人の優しさが詰まっているところ、やっぱ田舎は
良いですね😊✨✨また、4月のお楽しみがまってますね🧡
返信する
ameさん、こんばんわ (かかあ天下)
2022-11-26 21:19:04
ameさんこんばんわ
街道沿い旅篭は今でも
営業しているところは少ないです
資料館などになっていて
中を見学できるところは
あるのですが
泊れるところは少ないのです
今回は、希望がかなって
ほんと、嬉しかったです
完歩のご褒美ってことで・・・うふふ
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