鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

煖房

2016年12月28日 | 日記

「お母さんの子供のころ、暖房は何だった?」

突然娘に聞かれた。

記憶の一番奥の方は、火鉢、と炬燵。

「火鉢?炭?」と感心するやら、あきれ返られるやら。

ほんと、昔の主婦は大変でした。炭は種火を絶やさずにつないでいきますが、

時々朝炭をおこしていた母の姿を思い出す。

それからは電気ストーブが現れグッと近代化された。

でも時々思い出す。居間の真中に火鉢があって、いつもやかんがシュッシュッと程よい湿気を作っていた。

お風呂から上がると母は、冬場は必ず肌着をお炬燵の中に入れておいてくれた。

甘い親だと言われたらそれまでだが、あのぬくもりは何十年たった今も忘れない。

湯たんぽの湿気も風邪予防には理にかなっていた。

親たちは工夫をし、手間を惜しまず、子どもたちは優しく守られていた。

今、あの昭和の暮らしが見直されているのは納得。

 

 

 

 

 

 

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