鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

進む

2021年11月16日 | 日記
横浜東口のベイエリアです。

高層建築の工事が次々と進められています。

世の中が活況を帯びてきました、急速に人出も増えて、旅行の代金も公の負担が決まり、いよいよ日本列島が動いてきた感があります。

私の仕事に関していえば、企画している商品を作り手の職人さんに渡し、仕上げてもらい、催事場で売上、その売り上げは2か月後の入金です。平均4か月のスパンで回していきます。この間、布他材料の仕入れ、配送費、仕立て代、が出ていきます。在庫をほぼ持たない、,持てないと言った方がいいかもしれません。

企業して、世の中や、自分の状況と折り合いをつけながら仕事を続けてきました。「最悪の状況を想定して最良の方法を取る」とよく言われる、この言葉を御題目のように唱えながら。

この2年あまりのコロナとの戦いも苦しかったですが、女性であるが故の様々な当たり前の「役割」との戦いも大変でした。

子育て、親の介護、連れ合いの看取り、子供の結婚、孫のサポートと、次から次に、本当にやるべきことが出て・・・、必要とされることは有難いことなのですが。でも、裏を返せば、自営だから、自分のペースで仕事ができたというビジネスライフだったとも言えます。

そして、布で何かを作る仕事の、私の「理想」に少しでも近づきたいという、その思いが、ここまで続けてこられたのだと思います。

日本人が、日本人の作ったものを愛し、長く使い続けてもらえる商品を作りたい、「メイドイン・鎌倉」を私はお届けしたいのです。

お陰様で人気アイテム、ブックカバー、送り出した総数は21000冊を超え、道中財布は、昨年、鎌倉市ふるさと寄付金対象商品に認可して頂きました。これは、日頃から鎌倉今村を支えてくださっているお客様のおかげです。22年も続けてこられた奇跡も、お客様がもたらしてくださったものです。

本当に有り難うございます。

まだまだ小さな取り組みですが、志は大きく、日本の布文化を発信し続けていく心意気です。

今後共、鎌倉今村を、どうぞよろしくお願いいたします。



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