中秋の名月

月がもっとも美しく見えるという今日の月を、古来「中秋の名月」とよんでいる。この満月に関して思い出すのは、今の大河ドラマの准主人公の藤原の道長がこの日に詠んだという歌だ。この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へばこの世はわしの世だ。一点の欠けたところのないあの満月を見て こう思う。そういう意味だ。藤原実資(さねすけ 957~1046)の日記『小右記しょうゆうき』の寛仁2(10 . . . 本文を読む
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