超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

国際宇宙ステーション、実験用のクモが逃走?

2008年11月27日 19時22分07秒 | Weblog
 国際宇宙ステーション(ISS)で飼育されていた2匹のクモの内、1匹が飼育用のケージ内から行方不明になっていたことが明らかとなった。

 このクモは米コロラド大学の発案により、無重力下で「クモの巣」を正常に張ることができるか実験するために今月14日打ち上げられたスペースシャトル「エンデバー(STS-126)」によりISSに持ち込まれていたものとなる。

 クモを納めた飼育ゲージはISS内に設置された後、先週末には、ほぼ地球環境と変わらない「クモの巣」を張ることに成功。クモは無重力の環境下であっても「クモの巣」を張ることができるという実験結果を得ることに成功していた。

 しかし、その後、改めて撮影のためにクモを納めた飼育ゲージを注意深くのぞき込んだら、2匹いるはずのクモが1匹しかいないことが判明。1匹はISS内のどこかに脱走してしまったのではないかとする疑惑が急浮上する展開となった。

 クモ問題に関してNASAでは今のところ「飼育ゲージからクモが逃げ出すことは考えられない」とした上で「外からは見えないだけでゲージのどこかに隠れているのではないかと思う」と説明している。

 宇宙飛行士が朝、起きたら、ISSの内部はクモの巣だらけといった悪夢のような光景だけは避けたいものだ。


まだ、行方不明とのことですが…
逃げたとしたら、アフォかと。

もし逃げてたら、変なところに巣を作らないことを願う。
でも、なんか新発見できるような巣が出来たら面白いとも思う。
まぁものは考えようとはよく言ったもんだね。

LHCヘリウム流出事故、再開は2010年にずれ込む可能性も…

2008年11月27日 19時16分52秒 | Weblog
 欧州原子核研究機構(CERN)大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で運用開始直後の9月に起きた冷却用のヘリウム流出事故に関連して、運用再開を来年夏頃にするか、あるいは、事故再発防止策を徹底させることで、2010年まで遅らせるか、2つのプランが検討されていることが26日、CERNが公開した事故報告書によって明らかとなった。

 LHC運用グループが公開した「S34事故報告書(S34 incident and consequences)」によると同等な事故の再発を防止するためには、早期警報システムの導入および、圧力開放システムの導入が不可欠だとしており、圧力解放システムの導入前に運用再開を行った場合には運用再開は来年の夏頃に、圧力解放システムを導入をしてから運用再開を行った場合には2009年中の運用再開は困難になるとまとめている。

 その上で、LHC運用グループでは来年夏頃に運用再開を行うのか、事故再発防止策の徹底を計ることで2009年中の運用再開は諦めるのか、来年2月頃までに最終決定を行う必要があると述べている。

 LHCのヘリウム流出事故とは、運用開始直後の9月19日に発生したもので、LHCの8つあるセクターを冷却するための冷却装置が異常停止し、冷却用のヘリウムガスが加速器のトンネル内に流出すると共に粒子加速用の双極磁石(Dipole Magnets)と四極磁石(Quadupole Magnets)が損傷してしまったというもの。超伝導電磁石の電気回路の半田付けのミスによって回路短縮(ショート)が起きたことが事故の直接的原因となったのではないかとみられている。


ハンダのミスですよ?ありえん…
職人肌の日本人を引っ張っていかへんかったからこんなことに。
人間やからミスはすると思うけど、これは防げた事故じゃないのかな?

当初8ヶ月ほどでの復旧っていうてたのに。。。
ますます研究が遅れていく。

本当に残念だ。

ロスアラモス国立研究所が宇宙線の発生源の大まかな特定に成功

2008年11月27日 19時12分11秒 | Weblog
宇宙線が宇宙のどこから飛来してくるのかについては長らく議論の的だったが、米ロスアラモス国立研究所が実施してきた7年がかりの観測調査によりオリオン座の近くに宇宙線を多く放出するホットスポットが存在することが24日、米学術専門誌「Physical Review Letters」に掲載された論文により明らかとなった。

 この研究を行ったのは米ロスアラモス国立研究所のエルズウォース(R. W. Ellsworth)博士らを中心とする研究グループ。

 研究グループは米メリーランド大学の宇宙線観測施設「ミラグロ観測所(Milagro observatory)」を使った北半球から観測可能な全域の宇宙線観測調査を2000年7月から開始。その結果、オリオン座の近くに宇宙線の多く放出するホットスポットが存在することが判ったとしている。

 研究グループが今回、特定に成功したオリオン座の近くにある宇宙線の多く放出するホットスポットは星々の密度の少ない領域であることもあり、これまで観測の対象となることは少なかった。

 宇宙線は超新星の爆発などにより発生しているのではないかとされてきたが、発生起源を含めてわからない部分の方が多く、これまでは具体的に銀河系のどこから宇宙線が飛来しているのかさえも判らなかった。

 米ルイジアナ州立大学のジョン・ウィーフェル(John Wefel)教授を中心とする研究グループがNASAが開発を行った宇宙線電子観測装置「Advanced Thin Ionization Calorimeter(ATIC)」を使った観測調査でも、宇宙線は太陽系の近くから飛来していることの特定に成功。ウィーフェル教授は、宇宙線はこれまで考えられていたような超新星によるものではなく、カルーツァ=クライン理論に基づく暗黒物質(ダークマター)の対消滅によって引き起こされているのではないかとする仮説を提起してた。

 研究グループでは、改めてミラグロ観測所の規模を上回る宇宙線観測施設「The High Altitude Water Cherenkov Experiment(HAWC)」をメキシコ、プエブラ州にあるシエラ・ネグラ山脈の高度3000メートルの高山地帯に建設する計画を進めており、HAWCを使った観測により新たな発見が得られることを期待している。


またまたダークマターネタです。
こればかりは、発生源の特定だけですので評価しようがない。
対消滅によっての発生の仮説だけでは…
進歩だと思うけど、もう少し踏み込んだ研究成果を期待ですわ。