超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

肺がんの特効薬期待できる動物実験成果

2008年11月29日 13時40分21秒 | Weblog
肺がんの特効薬開発が期待できる動物実験結果が、間野博行・自治医科大学教授らによって得られた。

間野教授らは、昨年、新たな肺がんの原因遺伝子「ELM4-ALK」を発見し、大きな関心を集めた。今回、この遺伝子によって肺がんを発症するマウスをつくった結果、生後わずか数週間で肺に数百個もの肺腺がんができ、ELM4-ALK遺伝子が間違いなく肺がんの原因遺伝子であることが確認された。

そのマウスに、ELM4-ALK遺伝子の働きを抑えると期待されるALK阻害剤を投与したところ、がんが急速に消失し、特効薬とも言える治療効果が見られた。

現在、複数の製薬会社がALK阻害剤を開発しているが、間野教授らが作り出したELM4-ALKマウスは、効果的な阻害剤を開発する上で重要なモデル動物になる、と同教授らは言っている。

米国では、既にEML4-ALKによって起きる肺がんに対するALK阻害剤の臨床研究がスタートしているという。

この研究成果は、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業・チーム型研究「テーラーメード医療を目指したゲノム情報活用基盤技術」の一環として得られた。


これはなかなか興味深いね。
臨床実験で効果が認められれば…
ガンに対する初めての特効薬かな。

「除草用ヤギ」貸出しビジネスが米国で増加

2008年11月29日 13時37分53秒 | Weblog
普通の芝生なら芝刈り機で手入れできるが、傾斜地や、汚染された埋立地については、歩行困難な場所も転ばずに歩ける頑丈な生物マシン――つまり、ヤギ――に注目する都市が増えてきている。

ヤギは、4つの胃があることで有名だ。

[鯨偶蹄目、ウシ亜目(反芻亜目)に属するウシ、ヤギ、ヒツジなどは、4つに分化した胃を持つ]

この4つの胃のおかげでヤギは、人間がレタスをかじるのと同じくらい簡単に、樹皮や雑誌を食べることができる。中でも重要なのは、第1胃(rumen)だ。

第1胃は「大きな発酵用タンクの働き」をして、いったん胃に入った食物のうち固いものを選択的に吐き戻し、消化できるようになるまで繰り返し噛むことができる。この過程を経て、繊維素を多く含む粗い食物を食べることができる。英語ではこの「rumen」から、「ruminate」(反芻する)という動詞が派生した。

米国各地の都市や工業地帯では現在、この驚異的な生物マシンを利用して、化学物質や芝刈り機を使わずに不要な植物を取り除いている。広い土地の所有者向けに、地所に生えた植物を減らせるようにヤギを貸し出すサービスが多数存在するのだ。


カリフォルニア州サンディエゴでは、ヤギを利用して、火事の被害を拡大させる危険がある茂みを一掃している。コロラド州デンバーでは、荒廃地や、除草剤を使えない公園などで、100頭のヤギを放牧している。

「ヤギとコミュニケーションがとれる」と自称するDavid Simon氏が経営するCity Grazing社は、サンフランシスコ市内の工業化が進んだ地域にある埋立地で、ヤギを放牧している。

「文明が滅びた後の世界」に見える光景に騙されてはいけない。これは、本格的なビジネスモデルを伴う都会の農場なのだ。

[日本でも、ヤギや牛、羊による除草が各地で行なわれている。1ヘクタールを除草するには、ヤギの場合は3頭、牛は1頭で1カ月かかるという]


昔に回帰してきたといえる。
まぁ不必要になれば食えるんだろうしw

潜伏する感染症

2008年11月29日 13時35分40秒 | Weblog
多くの感染症において,感染したものの症状が軽いために,感染者として記録されない患者が存在する。細菌感染症である「コレラ」でも同じことがおきる。明確な症状を示す感染者に対する無症状の感染者の比率について,いくつかの報告はあるものの,はっきりとはわかっていなかった。
アメリカ,ミシガン大学のキング博士らは,人からの感染と環境中からの感染の両方を考慮した,新しいコレラ感染モデルを作成した。このモデルを用いて,ベンガルの26の地域における過去50年間のコレラ感染データを分析した。すると,コレラの無症状感染の割合は報告されていたよりもずっと高いことが明らかになった。また,軽い感染によって得た免疫は過去の試算よりもかなり早く弱まってしまうことも示された。
 今回のモデルを使って感染症の流行を分析することで,多くの感染症について,これまでの理解がかわるかもしれない,と博士らはのべている。

他の病気でもそうでしょうけど。
症状が軽くて病気とまで記録されていない病気って。