★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

意地の張り合いは懐の狭さ争い! 

2011-05-16 13:57:05 | チョコッと人間関係学講座
日曜夜九時から放送されている「仁~JIN~」、
シリーズ1 の時から大好きで見ています。
第4話の「仁」の中でとても印象に残っているシーンがあります。

坂本竜馬が薩摩と長州の仲を取り持つ場面です。
それまでに薩摩に滅多打ちされていた長州は
「薩摩から手を差し伸べてくれるならその手にすがるが、こちらから頭を下げるつもりはない。」と意地を張り、
薩摩は「薩摩と手を結ぶ以外に生き残る道がない長州からお願いしますと頭を下げるのが筋ではないか。」と意地を張り、互いに一歩も譲らない。
その時、坂本竜馬が薩摩藩主の西郷隆盛にこう言います。
「おまんが盲腸で死にかかっていたとき家臣の皆は腹を切る手術に反対し、おまんも手術をはねのけなければならんかった。その時医者の南方仁は何をした?土下座をして頼むから西郷さんの手術をさせてくれとお願いをしたんじゃろ。じゃからおまんは南方先生の手にすがることができたがじゃと言うたがやろ。」
坂本竜馬のその一言に西郷さんが動き、薩摩から長州に手を差し伸べに行った場面。



どっちから謝るか、
どっちからお礼を言うか、
どっちからお願いしますと頭を下げるか、

あっちが謝ったら許してやる、とか
あっちが頭下げてくるのが筋だ、とか

そんなことちっちゃな、どうでもいいことのような気がします。
意地を張り合ってるのはお互いに自分のほうが懐が狭いですよ、腹がちっちゃいですよ、と主張しているようにしか見えません。

どちらかが大人なら喧嘩にはならないはず。

「相手が○○するなら許す」なんてちっちゃい、ちっちゃい!
相手が何をしてこようと、何をしなくても
「根に持つ」ことをやめて許していけたら、
自分自身もまわりもどれだけスムーズに、
楽で楽しく生きられるでしょう。


「仁」の中でも言っています。
「意地を張ってろくなことはありません。」って。