歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

上月昇さん

2019年05月09日 19時27分43秒 | 今は昔

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

僕が銀座で歌っている頃のお話。

宝塚ファンなら誰もがあこがれた大スター、
ゴンちゃんこと上月昇さんがお客さんに連れられて
来店したときのことです。

女性陣はソワソワ、ワクワク。
でもスター気取りのないすごく感じのいい方でした。

皆にせがまれて、僕の伴奏で歌ったのは
「アドロ」。

やっぱりフンイキが違います。
カラオケではないので 
テンポルバート(テンポを自由に)で情感たっぷりに
“ことばで歌って”くれました。

素敵でした。
いい思い出です。


⑰レガートって??

2019年05月09日 11時04分50秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

17回目のテーマは…

“ハナでとったメロディ、メリハリを口で言葉に変換しよう”です。

少し長いタイトルですね。

ここで “レガート” と “スタッカート”の お話しをします。

レガートは “なめらかに” スタッカートは “歯切れよく” という
意味ですが、一語一語に 音程、音の長短 をつけて 言葉を並べると
どうしても スタッカート気味の歌になります。

もちろん 曲の中で 言葉をスタッカートで歌う場所もありますが
すべて それでは 全くなめらかさのない 固い歌になってしまいます。

そして 一語一語ですから 高い音には力が入ったり、長い音は
伸ばさなきゃと 力んでしまうため、その後に続く言葉が 不安定になります。

ここで 今回のポイントです。

「あなたの」という言葉を使ってみましょう。

「あなたの」を 一語一語 ゆっくり あ・な・た・の といってみてください。
口からしか 音(声)が出ないでしょう。・・・スタッカート


では 次に “あなたの” と言葉をつないで言ってみてください。
どうですか。
口とハナ 両方が響いているでしょう。特に 「な」 なんかは、完全に
ハナで響いているはずです。

言葉をなめらかに レガートで歌える人は 口、ハナ 両方から 音(声)が
出るのです。

前にも言いましたが、口は 言葉担当、ハナは 響き担当 という意味が
わかっていただけたと思います。

次回は “声を 自由自在にあやつって歌う” です。