神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。
10代の子はわかるかな?
寒い冬の夜、屋台のラーメン屋さんが
“チャルメラ”を吹きながらまわって来たことを・・・
チャララ~ララ、チャララララララ~。
知っている人なら、すぐメロディが思い浮かぶでしょう?
そのおじさんのラーメンを食べたことのある人なら、
なめらかに吹くチャララ~の音色がきこえると
「あっ、おじさんが来た」
そしておじさんの顔や温かいラーメンの湯気、匂いまで
感じるかもしれません。
ところがある日、風邪でもひいたのでしょう。
おじさんが体調をくずし、一日、屋台を弟子に
任せたとしましょう。
弟子はおじさんの代わりを頑張って務めようと
はりきってチャルメラを吹きます。
でも慣れていないせいもあり、おじさんのように
チャララ~とはいかず、
チャ、ラ、ラ、ララ~・・・
でもメロディは合っています。
きいた人は
「あれ、今日のチャルメラ、なんかたどたどしいな、
あのおじさんじゃないぞ、新米のラーメン屋さんかな?」
別の人は
「あのチャルメラの吹き方じゃ、ラーメンの味も
想像できるな、今日はやめとこ」
歌も同じでしょう。
メロディは間違えずに歌えたとしても、
流れるように気持ちよく聴こえる歌と、
合わせよう、合わせようとスムースさのない歌の違い。
何度も言いますよ。
メロディに声をあてはめるのでなく、
メロディに声を“乗せて”歌いましょう。