「ふるいけや~と間(ま)」(7/2)
「間抜け(´・ω・)ン? な~に?」 (7/3)
そして今日もテーマは「間(ま)」についてです
Tさんは ひばりさんの「みだれ髪」を練習中。
音程もいいし、歌もズレないし、声もいいし、
声量もあります。ただ力を入れての声量ですが・・・
この歌は音域が広く、高音のロングトーンからスタートするフレーズがサビにあり、
又、曲の速さがものすごくゆっくりなのでなかなか歌いこなすのが難しい歌です。
途中の「塩屋の岬」のフレーズでTさんは苦しそう。
本人もわかっていて
「先生、ここ苦しいんですけど途中で息を入れてもいいですか?」
カヌマ
「塩屋の岬 は7語ですよね。塩屋と岬のあいだに“間(ま)が
ありますからそこでブレスを入れるしかないですね。
でもそこでブレスをしてもその苦しさは変わらないと思いますよ」
案の定、歌いにくくなっただけ。
Tさん
「ではどうすればいいのですか?」
カヌマ
「こうしてください。
塩屋と岬のあいだに “間” がありますよね。
“間”のあとの 岬 をチャンと言ってください。
強くとか弱くでなく チャンと言ってください」
するとTさんは 塩谷の、岬 の 岬 をチャンと言いました。
カヌマ
「どうですか?岬がチャンと言えたでしょう。
苦しかったですか?苦しくなかったでしょう。
ブレスが途中で必要でしたか?いらないでしょう」
「じゃあ次に岬がどこまで伸びるか(伸ばすのではなく響かす)
やってみましょう」
Tさん
「塩屋の、岬ーーーー」
「苦しくありません」
カヌマ
「そうですよね。塩屋の “し” が高音のロングトーンなので力を入れて伸ばそうとしたため 岬 が言いにくくなったというわけです。
岬をチャンという積りで 塩屋の岬 を歌えば何でもありませんよ。
岬をチャンと言おうとすれば 塩屋の は力めなくなるでしょう」
「要は力み、そしてフレーズの “間” を活かさないと
苦しいところは苦しいままで終わってしまいますよ」
Tさん
「よくわかりました。“間”ってすごく大切なんですね」
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カヌマの自己紹介
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