うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

東寺…五重塔潜入!

2009-11-06 23:52:41 | 旅行・参拝
お参りの旅、いよいよ最終日…。

今日は東寺の秋期特別公開です(^0^)

朝日の五重塔。
早朝ってわけではないけれど、逆光でどうにも朧な姿に…(^^;)



赤と緑の対比が美しいピラカンサ。
天気がよいのでなんでも綺麗に見える~。
本当に今回の旅は天気に恵まれて良かったです。



相変わらず、逆光な五重塔!
はじめて中に入るので楽しみです。
それにしても東寺は伽藍配置からしてやっぱり壮大ですね。
さすが平安京の官寺。
西寺も羅城門もないのに、東寺だけ立派に残っているのは、やっぱり空海の力が
今も働いている気がしてならない気がします…(^^;)



現在の塔は江戸時代の再建ですが、中の構造、壁画、すごいですね~。

そのあとは、金堂、講堂とお参りをして、宝物館へ。
兜跋毘沙門天像、ようやくお会いすることができました(*^_^*)

観智院でお庭をみたり、結構のんびり境内散策した東寺。
久しぶりに来ましたが、やっぱりいいです!
スケールの大きさと歴史と仏教(真言宗)の重みを感じました。



最後に塔をもう一枚…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜の青不動~青蓮院

2009-11-06 23:08:12 | 旅行・参拝
長谷寺から京都にもどり、そのまま青蓮院の夜間拝観に行ってきました。
だって、今は青蓮院の創建以来初めての、国宝青不動明王二童子像の公開中!

初夏に来た時は、複製にお参りしたのですが、やっぱり創建以来初めての公開となると、お参りしたくないわけがありません~(^^)

大楠も、ライトアップされて、より壮大な感じがします。



夜間拝観は今までに高台寺しか行ったことがありませんが、昼間とはまた違った雰囲気を味わえていいですね~。

そしていよいよ青不動に御対面。
ちょっと遠いのですが、薄暗い部屋に浮かび上がるお姿は凄味がありました。
参拝者は祈願ごとを紙に書いて、お参りします。

その後はお庭の公開へ。



なんとも幽玄な竹林…



能の舞台になりそうな雰囲気です…。
照明が効果的~。

熾盛光堂もライトアップされていましたが、
御本尊である熾盛光如来の御前立の宝珠(糸魚川の翡翠~)も
光を浴びて、後光が差しているように見えてとても神々しかったです(^^)



青蓮院だけあって、青を効果的に使ったライトアップは、なんとも幻想的で素敵でした。

そして空には星々も…!
やっぱり東京よりも星がよく見えます。
甍の向こう…山の端に月が浮かんできました…。
写真が小さいからわからないかな~(^^;)

夜の街歩きも楽しかったです。
本当に朝から夜までよく動いた一日でした。
(電車の時間も長かったけどね~)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れの初瀬参詣

2009-11-06 22:39:12 | 旅行・参拝
信貴山参拝の次は、その足で長谷寺へ!!

信貴山からタクシーで王寺駅まで出た後、JRと近鉄線を乗り継いでやってきました(^^)
およそ1時間程度ですが、大和三山をめぐる旅を妄想して楽しかったです(^^;)

長谷寺といえば、源氏物語の「玉鬘」!
他にも「更級日記」「蜻蛉日記」でも霊験あらたかなお寺として登場し、当時の観音信仰の盛んさを物語っているのでした。

そして西国三十三所の八番!
十一面観世音菩薩の特別拝観はぜひお参りしたかったのです~。



この登廊!いよいよ自分の足で踏みしめております。
山の斜面の境内をゆるやかに登っていきます~。



本堂はここも舞台造り。
山々が見渡せます。紅葉はやっぱり始まったばかり。

そしてこの中に10メートルの御本尊がいらっしゃいます。
内陣の狭い入り口を潜ると、そこには大きな観音様。
灯明に照らされて、やや下を見下ろすように立っておられます。
その大きな足に触れて結縁するのです。
この観音様、室町時代に再造されたそうなので、それ以降ですが、多くの衆生に
触られた足の甲はおびんづる様のようにつるつるでした。

堂内の壁には、四天王や三十三応現身などが描かれ、退色しているものの、
もはやこの世ではない浄土気分…。

本堂を出ると、一気に現実世界です。



本堂に入るときにつけてくださった結縁の証!!
さすがに特別拝観、様々なオプションがあります。



本堂を去る前にもう一度外からお参り。



五重塔を見上げてみました。
もう少し、山が紅葉したらすごいだろうなぁ…。
花の時期にも来てみたいです…



今日は朝から大移動の一日…ようやく一休み。
山里風に、よもぎうどん…。
よもぎのうどんなんて初めて食べた~(^ω^;)

長谷寺駅から長谷寺までは、坂を下ったり長い参道?を歩いたり、
ナカナカ距離がありました。
夕暮れののどかな坂道を登っていると…



ああ、日が沈む~。
こんなに綺麗な落日もまた旅の良い思い出になります(^^)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

念願の信貴山

2009-11-06 01:13:28 | 旅行・参拝
数年前から行きたくてもなかなか機会がなかった信貴山にとうとう行くことができました(^^)

古くは宇治拾遺物語つながりで知った信貴山縁起絵巻…

そして聖徳太子関連、楠木正成、極めつけに強烈な松永久秀の信貴山城爆破…

どれをとっても一度は足を踏み入れたいと思っていたところ。

京都滞在だった本日の移動手段はこんな感じ。

京都→奈良(JR奈良線)→王寺(JR大和路線)
王子→信貴山下(近鉄生駒線)→タクシー(15分弱?)

信貴山下からは路線バスが出ているのですが、1時間に1本…。
タクシーが無難です…。
駅前から早速急斜面な道路をのぼり、たどり着いた参道!!



そして写真で見ていたのと同じ虎と本堂のこの眺め!!
信貴山朝護孫子寺…とうとう来ることができました!

そもそも起源は聖徳太子が、蘇我馬子と廃仏派の物部氏との戦いの戦勝祈願をし、
毘沙門天が現れたのが始まり。
それが寅年の寅の日の寅の刻というので、寅がいたるところに飾られているのです。
来年は寅年なので、寅のお守りグッズを買いあさる参拝客をみかけました(^^;)



本堂の毘沙門天の扁額。
本堂は舞台づくりになっていて、紅葉し始めたモミジと下界の風景がとってもきれい~。
本堂では御戒壇巡りもできて、暗闇の中を手探りで歩いてきました~。
今度は心願成就なるか…(^^;)



本堂からの眺めはすばらしいです。
大和の町が一望のもと。
大和、河内を見渡せる軍事的要衝の地であるために古くからお城も作られたのも納得。でもこんな山、攻めるの大変だろうな…登山だよ、まるっきり(^^;)

↓信貴山城跡。



ほぼ山頂にあって、爆破されずに残っていたらどんなだったんだろうと本当に思う!こんな山のてっぺんだよ!?
築城のセンスのあった松永の城…資材運びも大変だったでしょう…。

山頂は「信貴山縁起絵巻」にある空鉢堂が、小さいお堂に囲まれて建っていて、
360度のパノラマです。
急斜面を登った甲斐がありました。

すっかり地元の方のハイキングコースのようで、登山の格好のご婦人方が数組、
ちょうどお弁当を広げて談笑中でした(^^)
そういう山なんだね、信貴山!!規模も大きいですもん。
すっかりうららかでのどかな秋の一日です。

↓そしていらっしゃいました、馬にまたがったりりしい聖徳太子像。
ここでの聖徳太子は武人でいらっしゃいます。



霊宝館では、信貴山縁起絵巻の展示や、楠木正成の兜、松永久秀の書状など、
とっても興味深い展示がたくさん!!超興奮です(^^;)

そして案の定、信貴山縁起絵巻の冊子を購入。
描かれる登場人物の表情がいいんですよね、いきいきとしていて、ちょっと
鳥獣戯画とも通じるものがある。
あと、当時の文化や生活形態を知るヒントもたくさん隠されていて興味深い。



さて、山の規模が大きいので、いろいろ見所が多すぎて大変です(^^)
もちろんうれしい意味で。

地図に惑わされて目指した「奥の院」が思いのほか遠く、結局途中で引き返してきたのですが、その鬱蒼とした山道で廃屋を見つけたり、崩れた鳥居を見つけたり、
廃院があったり、なかなか貴重な体験でした。

その中で迷い込んだ廃院、菊の御紋の入った門扉…明らかに墓所のようだけど、コレは…?といぶかしみつつ、後ろに回ったら「大塔陵」の石碑…。

ココってもしかして…!?
楠木正成と縁だし、あの帝のあの宮様の…!?

最近太平記あたりを浮遊中だった私は、いろいろと考えてしまいました…が、
ちゃんと調べていないので確信が持てません??

とりえず手を合わせてその場を去りました。

歩き回るって本当にいろいろな発見がありますね。
何度も同じ場所を気に入って訪れるのも好きですが、初めての場所はそれに
ワクワク感が加わる分刺激的です。

帰りも結局バスがなく、来た時のタクシーの運転手さんからもらったティッシュの
電話番号を頼りにまたもタクシーを呼び出しました(^^;)

サービスでティッシュをくれたのだと思ったら、こういうことだったのね~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする