遍歴というか、変歴というか…
まぁ、今夜はそれについてつれづれと…(^^)
面白かったです、子母澤寛さんの「新選組始末記」と「新選組物語」。
始末記は、昭和三年に出版。
それ以前に実際に隊士関係者や子孫に取材しているものだというのも、
今ではとうてい不可能なことだし、昨今のあまたある新撰組関連書物のベースと
なっているというので、読んでみたい一冊でありました。
歴史というものは時間が経つにつれて研究も進むし、新たな文献が見つかったり
新説が出てそれが主流になったりと、変化するのがあたりまえなもので、
実際に読んでいて、「あれ?」と思うこともまた面白く…。
ホントのところ、小説的エピソードと実際の状況にはギャップがあるわけです。
これに限らないことですが、ワタシはひとつの結論に断定するのは、
歴史愛好家には無粋と思っておりますので、その辺は幅をもって楽しんでおります(^^)
それにしても、同じエピソードでもいろんな作家さんや研究者が書けば、十人十色。
それがまた面白く、よくもまぁ飽きもせずに濫読している次第なのです。
読書遍歴というのは、今は「新選組」そのものに興味があるわけですが、
新選組を知った高校生の頃は、もっと「人物」で読んでいたと思います。
出会いは、高校の図書館で借りた「燃えよ剣」の土方歳三でしたけど、
なぜか実家の本棚には、「六月は深紅の薔薇」とか「沖田総司落花抄」とか
沖田関連本ばかりだと思います。
なんでだろう…と慮るに…
まぁ、司馬遼太郎さんの書く沖田は非常に魅力的であるというのもありますが、
主たる要因はおそらく「労咳」かという結論に達しました。
おりしも十代の頃って、文学好きが一度は通る近代文学にハマる時期というものが
ありまして、私も随分と読んだものですが、当時の文豪や詩人・俳人は、かなりの率で
結核(およびそれに併発する疾患)や精神病で夭折しているんですよね。
石川啄木、正岡子規、中原中也、そして私が大好きだったのが堀辰雄の「風立ちぬ」。
ちなみに三島由紀夫だったら「春の雪」です(^^)
この「結核文学」説に間違いはないものかと…orz
新選組からとんでもないところに行ったところで終わりますが…
さてこの後もまたどんな遍歴をたどることやら…。
まぁ、今夜はそれについてつれづれと…(^^)
面白かったです、子母澤寛さんの「新選組始末記」と「新選組物語」。
始末記は、昭和三年に出版。
それ以前に実際に隊士関係者や子孫に取材しているものだというのも、
今ではとうてい不可能なことだし、昨今のあまたある新撰組関連書物のベースと
なっているというので、読んでみたい一冊でありました。
歴史というものは時間が経つにつれて研究も進むし、新たな文献が見つかったり
新説が出てそれが主流になったりと、変化するのがあたりまえなもので、
実際に読んでいて、「あれ?」と思うこともまた面白く…。
ホントのところ、小説的エピソードと実際の状況にはギャップがあるわけです。
これに限らないことですが、ワタシはひとつの結論に断定するのは、
歴史愛好家には無粋と思っておりますので、その辺は幅をもって楽しんでおります(^^)
それにしても、同じエピソードでもいろんな作家さんや研究者が書けば、十人十色。
それがまた面白く、よくもまぁ飽きもせずに濫読している次第なのです。
読書遍歴というのは、今は「新選組」そのものに興味があるわけですが、
新選組を知った高校生の頃は、もっと「人物」で読んでいたと思います。
出会いは、高校の図書館で借りた「燃えよ剣」の土方歳三でしたけど、
なぜか実家の本棚には、「六月は深紅の薔薇」とか「沖田総司落花抄」とか
沖田関連本ばかりだと思います。
なんでだろう…と慮るに…
まぁ、司馬遼太郎さんの書く沖田は非常に魅力的であるというのもありますが、
主たる要因はおそらく「労咳」かという結論に達しました。
おりしも十代の頃って、文学好きが一度は通る近代文学にハマる時期というものが
ありまして、私も随分と読んだものですが、当時の文豪や詩人・俳人は、かなりの率で
結核(およびそれに併発する疾患)や精神病で夭折しているんですよね。
石川啄木、正岡子規、中原中也、そして私が大好きだったのが堀辰雄の「風立ちぬ」。
ちなみに三島由紀夫だったら「春の雪」です(^^)
この「結核文学」説に間違いはないものかと…orz
新選組からとんでもないところに行ったところで終わりますが…
さてこの後もまたどんな遍歴をたどることやら…。