K君が食べたがっていたケーキを買いに仕事帰りに銀座に出ました。
K君は動けなくなってから、わたしが出かけるたびにどこどこのあれを買ってきて~とよくおねだりしましたが
銀座三越の「フレデリック・カッセル」の「ミルフィユ・ヴァニーユ」は食べさせてあげられませんでした。
なんとなく気になっていたので、今日は1時間早く上がって銀座へ。
ミルフィユ・ヴァニーユはなくて、柚のものに変わっていましたが、K君は柚が好きだったので柚のミルフィーユと、マカロンを1個買ってきました。
K君の写真と一緒に食べています。
ミルフィユはK君が大好きだったケーキ。
でもこれは変わっていて、パイ生地は一番下だけで、その上の層は全部ホワイトチョコでサンドしてあるのです。
ホワイトチョコがパリっとして、確かにミルフィユのさくっぱりっとした食感で、新しい!!
K君と一緒にこの感じを味わいたかったです。
K君はきっとテレビか何かでこの構造を知っていて、わたしを驚かせようとしたのかも?なんてちょっとうぬぼれてみたり…。
でもたいていK君が買ってきてっていうものは、わたしも食べたいものばかりだったから、やっぱりふたりで喜びたかったんだと思います。
チョコの模様もかわいくて、他にも美味しそうなケーキやチョコが
ショーケースに並んでいました。
ひとりになるって、美味しいとか、嬉しい、楽しい、そういった諸々を共有できる相手がいなくなるということで、それはすごく淋しくて悲しいですね。
あとは「仙太郎」のぼた餅をご所望だったけど、もうぼた餅の季節じゃないな…。