K君がいない寂しさを紛らわせるために本の世界に逃避。
K君入院中もよく本で現実逃避していたな。
あの時はK君を支える自分を甘やかしてもいいよね
と、本を買い込んだり、仕事とK君の介護と読書しかしていない日々でそれでもいいやって思っていたけど
今のわたしは本を読んで、ただ時間が過ぎて
なにをしているんだろうって気になる。
こんなことをしていていいのか?って。
K君がいなくなって、正直なところ生きている意味も目的も分からなくなってしまったまま。
K君が亡くなってからも気持ちの空白を埋めるのに確かに本には救われたけど。
皆川博子さんの「薔薇密室」とか「双頭のバビロン」とか、どこか死につながる話はK君がいなくなってからのわたしにはすごく響いて没頭してしまった。