寒さに震えつつ、妙法院の次に向かったのはくろ谷の金戒光明寺。
ここは法然上人の浄土宗のお寺。
私にとっても思い出のある大好きな寺院です。
前に来たのはちょうどK君と出会う直前、太平記と幕末縁の地を巡って、吉野~京都へのひとり旅の時でした。
山門の額には「浄土真宗最初門」と標されています。
これがあるため、現在の浄土真宗は長く「浄土真宗」とは名乗れず、「一向宗」だったのです。
今でも「浄土真宗」と呼ばれるのは「浄土真宗本願寺派」のみで、「浄土宗」とは線引き(表現が難しい!)されているのですよね。
法然上人の座像のある御影堂。
今回もガイドしてくださいました。
わたしはここの文殊菩薩さんも好きで、七年ぶりに再会できました。
こちらも「京都冬の旅」の対象で、かつて京都守護職の会津藩松平容保や多くの会津藩士が本陣とした巨大な寺院なのです。
三重の塔の方には会津藩士の墓地もあります。
寒さの中にも梅の花。
今回回ったいくつかの寺院のお庭にも、紅梅、白梅が咲き始めていました。