《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

今昔奈良名所「奉納された"火の行"の竹」

2018年10月22日 | Weblog

修二会のお松明は、本来、二月堂に上堂する練行衆の道明かりとして灯される。
修二会期間中の3月1日から3月14日に毎日あげられている。
12日と14日以外は19時に大鐘が撞かれ、それを合図に「お松明」が始まる。
11名の練行衆が一人一人、二月堂での行のための道明かりである。
通常10本の「お松明」があがる。
ただ、12日だけは、全ての練行衆が上堂するので
11本の「お松明」があげられることになる。
12日の籠松明ともなると、長さ6mほどの根付きの竹の先端に、
杉の葉やヘギ・杉の薄板で籠目状に仕上げ、
直径1mほどの大きさの松明に仕上げられる。
「火の行」とも言われる「修二会」を裏で支える
「童子」たちによって作られている(東大寺・修二会より抜粋)。
画像は周辺各地から竹送りとして、寄進者名が墨書きされた竹。

今日の暦:昭和37(1962)米国がキューバの海上封鎖。