現在発見されている4世紀後半の最大の円墳「富雄丸山古墳」の発掘が始まった。
昨年航空レーザによる測量の結果、3段築成円墳であることが判明。
また、これまで国内最大は埼玉県の円墳・丸墓山古墳が105㍍とされていたが、
それよりも大きく直径110㍍であること、北東部に造り出しがあることが確認された。
奈良市尼ヶ辻町にある前方後円墳・垂仁天皇陵と同じ4世紀後半の築造である。
明治時代に盗掘され、主だったものは京都国立博物館に所蔵されている。
昭和47(1972)年に橿考古研により調査はされたが、
それから46年後の今、奈良市埋蔵文化調査センターによる再調査。
「さーて、どのような大王が眠っているのか」巨大円墳の発掘調査が楽しみだ。
画像は昭和47年に追加調査された墳丘を、
今回発掘研修を行う寧楽考古楽倶楽部のメンバー。
今日の暦:石川五右衛門の命日で、泥棒よけのまじない「逆さ札」を貼る日。