か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

回生ブレーキと原子力。

2012年04月01日 | 学問
回生エネルギーというのは車軸に発電機をつけ制動力の一部を利用してその発電機を動かし熱として放出していたエネルギーを蓄電池に保存したりして必要な時に再び運動エネルギーに転換しようというものだ。 

今までの自動車が一方向のエネルギーの消費への流れであったのに対しなかなか省エネでよさそうだ。 ただ僕は否定的だ。ものごとを実施するに当たっては無駄ではないということが分かっても、有効であるということとは即座に結びつかない。 

原子力発電がいい例だ。そんなに安全なら博多湾、東京湾につくれ。ド田舎につくるからどれほどの送電ロスが起こっていると思っているのか。 それは怖くてできんだろう。

目の前の補助金に目がくらむ田舎ものの玄海町は町の予算の数倍の補助金がちらつくところっと旗を持ち変えて賛成の旗を振りだした。あほ。核分裂型の発電は石油よりも寿命が短いことを知れ。 頭の悪いのはクリーンだと言い張る。なら浪江村にすめ。

さらに廃炉を処分する能力は日本にはない。そのうちできるだろうと思って始めてしまってこのありさまだ。 その程度の技術力でありながら国際的メンツにこだわって原子力船目で作る始末。「むつ」。ほどなくまともに動かず廃船になり海にカネをばらまいただけに終わった。

 高速増殖炉「常陽」はどうだ。動いてないじゃないか。「もんじゅ」は稼働停止してから10年以上になる。ところが、その費用は全部お国が面倒みるから、原子力の発電コストは低いとぬかす。 

六ヶ所村においてもそうだ。だれが1000年も管理できるか。今から1000年前は鎌倉幕府の時代だ。 自民党のポチたちがしっぽを振って原発賛成を述べるのは問題ではない。今やそういった荒唐無稽な原子力社会を夢見るのは一流大学の三流教授か三流大学のただのアホしかいない。 

天下りを大量に受け入れて己の地位を安泰にしようとする電力会社。まともに動く原子炉が一つもなくなる中で兆の単位でカネを捨てた「もんじゅ」。 それでも自民党のポチたちはエネルギー不足を叫ぶ。日本の人口は半分になるんだぞ。

そうでなくとも発電効率のいいエネルギーはいくらでもある。海底のメタンがどうしたとか言わない。LNGがある。自然エネルギーは地熱がある。日本は世界三位の地熱エネルギー大国だ。 自民党は本心を言うべきだ。濃縮ウランの技術を絶やしたくないのだ。潜在的核保有国の地位を政治力学上保持したいのだ。


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