【北京=奥寺淳】ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げて韓国で服役し、靖国神社への放火を供述した中国人の劉強元受刑者(38)について、中国外務省の華春瑩副報道局長は4日、同日の便で中国に帰国したことを明らかにした。
ソウル高裁が靖国放火を「政治犯罪」と認定し、劉元受刑者を日本へ引き渡さないと決めたことについて華氏は「歓迎する」と評価。
朝日新聞2013年1月5日
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中国政府は自分たちの言ってることが筋の通らないことと百も承知で言っている。「政治犯」とは反政府的言動・行動を取るとか、そのことに起因する身柄の拘束を受けている者を言う。
一方で、世界人権宣言、国際人権規約、選択議定書などの国際規約を始め各国の憲法は留保条件なしに思想信条および言論出版の自由を認めている。土人の国など例外も若干あるが。
ここで言いたいことは神社への放火は上記で定義した「政治犯」に該当しないばかりか、単純な刑法犯であるので各種の国際規約の保護の外にある。
犯人引き渡し条約の除外規定に「政治犯」が入っていることは知っている。しかしこの除外規定の乱用により引き渡しが有名無実化しないよう同条約は条文に精密な「政治犯」の定義をしている。「政治犯」が本当に政治犯でない限り引き渡しを拒めなくして条約の実効性を高めている。
韓国の法律はすべて日本のコピーである。例外はない。だから日本と同じ学校、同じ町、同じ道路が出来上がる。それに基づいて長年法律を扱ってきた法院(裁判所)が今回のようなでたらめをするとは、自分たちこそまさに政治的「政治犯」であるといえる。
ところで日本では安倍がパフォーマンスでごまかそうとした。放火犯が中国に出国するのを「許しがたい。条約に書いてあるのに。」と怒って見せた。口でいろいろ言うということは何もしないということだ。
しかも日本は竹島の日を返上して訪韓させられている。韓国は「日程の都合」を持ち出しただろうが、韓国官僚の作戦勝ちだ。しかも額賀が韓国滞在中に靖国神社放火犯を中国に引き渡した。日本を最高に愚弄する演出だ。こんだけしといて朴僅恵は言った。「日本を訪問したいです」ガキの使いの額賀は首相に伝えることを約束した。外務省はきちんと韓国、朴僅恵をバカにした待遇をしなければならない。つけあがらせたら外交は負ける。
これほど舐められてもネトウヨはおとなしいのね。
額賀は朴僅恵から、「歴史を直視しなさい」と言われ返す言葉もなく帰国した。額賀が恥をかくということは国民全体が恥をかくということだ。額賀は所詮会計屋だ。外交は教養と威圧と戦略が勝負だ。彼にはそのいずれもない。
これがかつての宗主国か。
安倍の爺ちゃんが商工大臣だった頃高木正雄は陸軍士官学校に裏口入学した。そして安倍が総理大臣になったとき高木正雄こと朴正煕(大統領)の娘、朴僅恵(パククネ)は隣国の大統領になった。その間50年、日韓議員連盟として彼らの紐帯が切れたことはない。
ネトウヨがどんなに絶叫しようとしまいと日韓間には連綿と続く「なあなあ」の腐れた友情があるのだ。なぜわかるかって?その中にいたからだ。貧民は金持ちの吐いたゲロをすすり糊口をしのいでいるのに、議員たちはいずれも整形美人を連れてゴルフをしていた。
犬を食う原始人と日本人が同列になっちゃあいかんのだ。