か ら け ん


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リニア跡地に太陽光発電所 宮崎で実験

2013年01月07日 | 技術

宮崎県都農(つの)町で、かつてリニアモーターカーの実験に使われた高架に太陽光発電パネルを並べた発電所が8日、本格稼働を始めた。大規模な太陽光発電施設の建設に向けた実証実験を行う。
2010年4月12日18時43分 朝日新聞

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場所がないんだな。大分みたいに倒産したゴルフ場跡地を利用するならともかく、線路に並べても絶対にうまくいかない。1メガ程度の発電に3900mを要した。あほ。発電された電気が家庭に届くころ、100ボルトを維持できるか見ものだ。宮崎県はホームラン級のバカだな。

まず、4キロもの長さに並べたとき、太陽電池の制御の困難さが起こる。パネルはなるべく円形に設置すべきだ。パネルの場所によって発電に差が出たとき逆流を防ぐためダイオードを入れている。完全均質とは行かないが、かりに円形であるときダイオードで失われる電力は比較的小さい。

なぜダイオードにこだわるかというと、熱エネルギーとしてのロスもあるが肝心なのは太陽光発電パネルが逆電圧に対してきわめて弱いということだ。パネルはLEDと全く同じ原理で動いている。

気が狂ったように縦に4キロも並べた場合、日が差すところとそうでないところはいろいろになる。あるところはかんかんに日がさしてガンガン発電するが雲にかかった所もある。そのパネルはダイオードにたより逆電圧に耐えるしかない。4キロもダイオードをならべるのか。ダイオードが降伏したらその抵抗は0になる。高価なパネルはあの世生きだ。

人の税金だと思ってバカなことはしなさんな。固定価格の買い取り制度に期待しようという姑息なことも考えているな。そんな制度を利用して、太陽光発電はこんなに採算がとれるようになりましたとか言いたいんだろう。宮崎にはバカしかいないと思っているな。そんなことで採算が取れても税金でカバーしているだけだから、タコが自分の足を食っているだけだろ。

太陽光発電自体には僕はどんどんカネを使って研究せよという立場だ。しかし、頭の悪い行政がうちもやってますよというために捨て金をしてカッコつけ、無駄な仕事を増やして一人前の顔をするのはやめてほしい。

九州電力よ、無責任な地方自治体程度のままごとに気をとられてはならぬ。PANASONICや九州大学との連携は進んでいるか。満身創痍の経営には愛想が尽きる。九州のエネルギーを支えてきた自負はどこへ行った。

Posted at 2012/06/02

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