か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

泣きつき、すがりつき、おねだり農業。だれのせい?百姓をバカにしてるだろ。

2014年03月10日 | 社会・経済

一昔前は、減反政策の見返りとして補助金が与えられていた。すべてにわたって同様のことが行われている。それが日本の現状だ。

麦はどうだ。麦作補助金を断っているやつはいるか。こうして世界価格の10倍の麦、7倍のコメを食わされる。

ここでバカをだますため官僚が考えたのが、食糧安全保障だ。農水省の傘下には意外と天下りポストが多い。そこで教養のない貧乏人がまぐれで試験に通り、その職にしがみつき変なプラン、現状を糊塗するプランを考えつく。ポチはご主人さまを金塊のありかに連れていき、ここ掘れワンワンと騒ぐ。

官僚の落ちこぼれは大したプランを持たない。それをお役人様あー、と奉ってはならない。お上(おかみ)の思いつきは必ず破たんする。農業基本法に踊らされ、バカを見た選択的拡大の茶番を思い出すべきだ。

狭い国土、あふれる都市人口、過疎化する田舎。だからコメの単価は高くて当たり前だ。とホラを吹く。おまいら農水省が一回も農地を見ないで、くわも持たず学校時代の受け売りと自民党議員の受けを狙い、絵空事の青写真を広げたのが、農業基本法を受け継ぐ食料・農業・農村基本法だ。

今回は食糧安全保障に限る。米は何でつくると思っているか。田植え足袋をはいて苗を植えていくか。そんなことは北朝鮮でもしていない。田の草取りで腰は曲がり長生きはできないか。バカ。それは江戸時代だ。

米は油でつくり油で刈り取り油で運ぶ。軽油重油がないことには一粒のコメも育たない。なのに食糧輸入が止まった時、最低限の自給率を確保しようとぬかす。最低の成績で入った下品で国際会議に出せない貧相な顔をした農水官僚が、仕込んだ通りの世論ができたと喜んでいる。

自給率が100%以上でも油がないことには何によって流通させる気だ。自給率は関係ない。40%ぐらいに食いモノが減っても、餓死者は出ない。十分な流通があれば。

多くのトリックで、真実をごまかそうとしていることに注意すべきだ。ニワトリが日本で卵を産めばその卵は国産だ。だが、餌は輸入なので、数字に出るほど自給率は高くない。これもまやかしだ。なぜなら、飼料価格は不安定だ。だが価格は高騰していない。自給率も落ちていない。補助金もない。しかしちゃんと我々は卵を食っている。(卵の価格の決定要因は飼料ではない。油だ。養鶏業者は数十銭の原価計算をして安い卵を提供している。詳しくは後日。)

甘やかし農業にすがらなかった人たちもいる。その人たちこそきちんと日本の農業を守っているし、自らの収入をあげている。わずか5町歩の畑からコンスタントに2500万円/年の収入をあげている。

官が口出しをしないと日本人は立派にやる。佐賀のコメは輸出すらしている。国際価格の7倍なのにやっていけるのだ。官僚の机上では出てこない計算だ。ポイントは何か。うまいのだ。

クボタのトラクタを見せてもらった。佐賀農業まつりで30台ぐらい展示されていたが50台ぐらい売れていた。男の機械だ。1500万。アタッチメントは2000万。現代の考える百姓をバカにするな。

写真は隣にあったYS11と僕





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